飲酒のメリットは本当か?50代で気づいた“飲む意味”の正体

「酒を飲む意味って、ほんとはあるのか?」
ふと、そんな疑問が心によぎる瞬間がありませんか?
僕もかつては、「酒がないと一日が終わらない」と思っていました。
でもある日、立ち止まって考えてみたんです。
**“飲むメリット”って、本当にあるのか?**と。
実際に調べてみると、健康面・精神面・お金の面…どれを取っても、飲酒がもたらす「損」は山ほど出てくるのに、「得」と呼べるものはほとんどなかったんです。
しかも、飲酒のメリットとされている多くは「思い込み」や「習慣」による錯覚だった――それがわかってきたんです。
この記事では、
✅ 酒を飲む“つもり”で得ていたはずのメリット
✅ それがどうして「錯覚」だったのかの理由
✅ 断酒を始めると実感する“本当のメリット”
この3点を、自分自身の実体験も交えて、できるだけわかりやすくまとめました。
もしあなたが──
・最近お酒を減らしたいと思っている
・飲んだ翌日に後悔することが増えてきた
・「もうそろそろやめ時かも…」と感じている
そんな気持ちが少しでもあるなら、ぜひ読んでみてください。
「酒のメリットが見えなくなると、断酒の決意は自然と固まる」
僕自身がそうだったように、あなたの中にも“変わるきっかけ”が生まれるはずです。を飲む“メリット”って何だろう?
昔の僕は、酒にいろんな“いいこと”があると信じていました。
- 気分が上がる
- ストレスが和らぐ
- 人間関係が円滑になる
- 食事が楽しくなる
- 一人の時間が癒やしになる
でもよく考えてみると、それらって全部、**「酒じゃなくても得られること」**なんですよね。
しかも実際には、飲み続けることで失っていたものの方が多かったと気づきました。
実際に調べてみた「酒のメリット」とその“正体”
①リラックスできる?
→確かに最初の一杯でふわっと気が緩みます。でも、それは一時的な快感。
アルコールは脳の中枢をマヒさせているだけで、ストレスの原因は消えません。
しかも、翌日は“反動”で不安やイライラが増すことが多いです。
▶関連記事:リラックスするために飲酒すると逆に疲れる理由|GABAと酔いの仕組み
②眠れるようになる?
→「寝酒」はむしろ睡眠の質を下げる原因。
夜中に目が覚めたり、深い眠りが取れずに朝がつらくなることも。
▶関連記事:「寝酒で眠れる」は勘違いだった|やめたら睡眠の質が劇的に変わった話
③人付き合いに役立つ?
→酔って本音が話せると感じることもありますが、
あとで「あんなこと言わなきゃよかった」と自己嫌悪に襲われた経験、多くないですか?
本当の信頼関係って、シラフでも築けるものだと今は思います。
つまり、感情の波に乗った瞬間に「飲む理由」が生まれるんです。
断酒して感じた“本当のメリット”
断酒を始めてから得られたものは、予想以上に多かったです。
- 朝、スッキリ目が覚める
- 気分の落ち込みが減った
- 食事がちゃんと美味しい
- お金に余裕ができた
- 時間が増えた(だらだら飲む時間がゼロに)
「なーんだ、酒がなくても普通に幸せじゃん」
そう思えるまでに、そう時間はかかりませんでした。
「酒のメリット」は、自分の中で作り上げてた幻想かもしれない
この記事を読んでいるあなたが、もし「酒にメリットなんてない」とうすうす感じているなら、
それはもう、断酒のタイミングが近づいているサインです。
断酒って、いきなり完璧を目指さなくても大丈夫。
僕も何度も失敗しています。でも、そのたびに気づくんです。
「やっぱり、飲まないほうがラクだったな」って。
💥 「100害あって一利なし」と感じた瞬間
最近知ったのは、「適量の飲酒は体に良い」という説が、科学的に否定されたということ。
僕自身もこう感じている:
- 飲めば体調が悪くなる
- 翌日は不安と自己嫌悪に包まれる
- 健康、お金、信頼…少しずつ奪われていく
そうして気づいた。飲酒はコスパが悪すぎる。
もし一利あるとしたら、それは「居場所」だった。
でもその居場所は、酒場じゃなくても作れると最近思い始めている。
飲酒と健康リスク:「一滴でも飲まない方が良い」の科学的根拠
かつては「酒は百薬の長」という言葉があるように、「適度の飲酒は健康に良い」と広く信じられていました。例えば赤ワインに含まれるポリフェノールが動脈硬化を防ぐ、適量の飲酒はストレス解消になり寿命を延ばす、といった説がメディアで語られたこともあります。しかし、近年これらの「適量飲酒有益説」は科学的再検証により大きく揺らいでいます
✅ 1. 少量でもがんリスクが上がる
- アルコールは明確な発がん物質(IARCグループ1)。
- 特に食道がん・肝臓がん・乳がんなどは少量でもリスク増加。
- 日本人は分解酵素が弱い人が多く、影響を受けやすい。
✅ 2. WHOも「安全な飲酒量は存在しない」と明言
- 2023年にWHOが「どんな量でも健康に害がある」と公式発表。
- アルコール関連がんの約半数は軽度〜中等度の飲酒で発生。
✅ 3. 心臓に良い説は誤解
- かつての「適量なら健康に良い」は統計の錯覚(元飲酒者の影響など)。
- 最新の研究では飲まない人が一番死亡率が低いとされる。
✅ 4. 厚労省も「飲まない方がいい」と明示
- 2024年に初のガイドライン発表、「飲まないのが最も望ましい」と記載。
- 飲むなら男性40g・女性20g/日未満でも「安全とは言えない」。
✅ 5. アルコールはDNAを傷つけ、代謝も乱す
- 体内で発がん性のあるアセトアルデヒドに変化。
- 肝臓や膵臓に負担、糖尿病や肥満のリスクも上がる。
▶️ 結論
**「健康のためには飲まないのがベスト」**というのが、今の科学的コンセンサスです。たとえ少量でも害はあり、「百薬の長」はもう過去の話です。
僕が断酒したい本当の理由
僕は今、「飲まない人生」に希望を持っている。
- 健康な体を取り戻す
- 不安や恐怖からの解放
- お金を貯めて未来の自由をてにいれる
そして何より、「自分との約束を守れる」ことが誇らしい。
断酒が続いたときの、あの充実感。
あれこそ、本当のごほうびだった。
まとめ|酒をやめたら「失ったもの」より「得られたもの」のほうが多かった
- 酒のメリットは、思い込みや錯覚であることが多い
- 飲み続けることで、体・心・お金に大きな負担がかかっていた
- やめてみると、「あ、なくてもいいな」と思えるようになる
- 断酒のハードルは高そうで意外と低い。始めれば気づける
✅ まずは一日、飲まない日を作ってみる
もしあなたが「本当に酒のメリットってあるのかな?」と思ったら、
まずは一日、お酒を抜いてみてください。
たった一日で、体と心の軽さに気づくかもしれません。
何度も失敗して、スリップして、それでもまたやり直して。
そんな日々を繰り返しながら、僕は気づきました。
「飲酒に頼らない人生」は、確実に自分を幸せにする。
だから、今日も飲まない。
そしてこうして書くことで、また一歩、前に進める。