やめられないのは意志じゃなく「仕組み」が足りないから|断酒を支える記録術

「よし、今日から断酒するぞ!」
そう思っても、数日で終わってしまった…そんな経験を何度も繰り返してきました。
僕は現在51歳、20代の頃からずっと飲酒と付き合ってきました。
でも、気づけば体重は増え、気分は不安定、お金も減っていく一方。
「このままじゃ、老後がマズい」と思ったのがきっかけでした。
でも、いざやめようとしても続かない。
原因は「意志が弱いから」だと思って、何度も自分を責めました。
でも今は違います。
続かないのは、“自分の変化や頑張りが見えていなかった”から。
そう気づいてから、僕は「見える化」という武器を手に入れました。
“見える化”が断酒継続を支えてくれる理由
断酒って、すぐに劇的な効果が出るわけじゃないんですよね。
ちょっと寝起きがよくなったとか、少し気分が軽いとか、
ほんの小さな変化はあるけど、忙しい日々に埋もれてしまう。
すると、「意味あるのかな?」「別に飲んでもいいか…」ってなりがち。
でも、その“小さな変化”を目に見える形で残しておくと、自分への信頼が育ちます。
たとえば:
- カレンダーに「断酒○日目」と書く
- 気分や睡眠の質をメモする
- 体重や肌の調子をチェックする
日々の記録が、未来の自分へのエールになります。
50代からでもできる、“ゆるくて効果的”な見える化のやり方
僕が実際にやっている方法は、こんなにシンプルです。
① 毎日「断酒〇日目」と書くだけ
スマホのメモ帳でも、カレンダーの余白でもいい。
その一行だけで、「今日はこの1日を乗り越えよう」と思えます。
② 朝の体調・気分をざっくりチェック
・寝起きはどうだった?
・気分は軽い?重い?
・顔色や食欲はどう?
数値化しなくても、「◎」「○」「△」でざっくり記録するだけでOK。
③ 目に見える場所に記録を貼る
リビングの壁、デスクの横、冷蔵庫──
ふとした瞬間に目に入ることで、自分の努力を“見失わない”で済みます。
継続のコツは、“完璧を目指さないこと”
僕も何度もスリップ(再飲酒)しました。
でも今は、「再スタートすればそれでいい」と思えるようになりました。
1日飲んでしまっても、それまでの積み重ねが消えるわけじゃない。
見える化は「過去の失敗」も「継続の証」として残してくれます。
見える化は、自分との対話になる
断酒の記録を振り返っていると、
「このときもしんどかったけど乗り越えたな」と思えたり、
「ここで踏みとどまった自分、えらい」と感じたりします。
これは、他人からの評価じゃなく、自分で自分を認める体験。
50代からの再スタートには、この“自分との信頼”が大きな力になります。
まとめ|変わりたいなら、まず記録を始めてみよう
断酒は、我慢じゃなく「自分を取り戻すプロセス」だと僕は思います。
そしてその道のりを支えてくれるのが、“見える化”という習慣。
飲んでいた頃の僕は、毎回「また後悔するのに、なんで飲んだんだろう」と思っていました。
でも今は違う。
記録があることで、「少しずつ前に進んでる」と実感できるようになりました。
だから、今もしあなたが「もう一度やり直したい」と思っているなら、
まずは1行の記録から始めてみてください。
一緒に、昨日より少しだけマシな自分を重ねていきましょう。
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