もう騙されない。「酒=おいしい」の正体|飲酒の無意味さを知れば、自然と飲む気が失せる

「好きで飲んできたお酒が、もう一生飲めないのかと思うと、絶望しかない」
──そう感じる気持ち、よくわかります。僕も同じでした。
でも、今だからこそ言えます。
乗り越えられます。
そして、その絶望感の正体は「誤解」だったということも。
今回は、なぜ私たちは「酒がおいしい」と思い込むようになったのか、
そのカラクリと「飲酒の無意味さ」を見つめ直します。
この記事を読み終わる頃には、
「なんであんなものをありがたがってたんだろう」と、
ふっと肩の力が抜けているかもしれません。
「お酒はおいしい」は、本当なのか?
思い出してみてください。
初めて飲んだお酒の味。
たいていの人が「まずい」「変な味」「なんで大人はこんなものを…?」と感じたはずです。
子供の舌は、とても正直。
身体が「毒だ」と判断して、ちゃんと拒否していた。
でもいつしか、私たちはこう言うようになります。
「いやー、うまい!」「これがたまらんのよね」
そう、自分の舌をごまかす訓練をしてきたんです。
実はこれ、「慣れ」や「洗脳」に近い現象です。
なぜ「酒はおいしい」と思い込んでしまうのか?
飲酒の背景には、実はたくさんの「刷り込み」があります。
- 広告で見る、楽しそうな乾杯シーン
- CMに出てくる芸能人の笑顔
- 「疲れたら一杯」「酒は大人のたしなみ」という常識
- 接待、飲み会、コミュニケーションツールとしての利用
これ、全部「酒を売りたい人たち」の戦略なんです。
企業は商品を売るために、イメージをつくります。
そして、私たちはそのイメージに乗っかって「これは幸せなことなんだ」と思い込む。
つまり、
酒をおいしいと思わされているだけ。
酒は本当に「必要なもの」なのか?
飲まなきゃやってられない、という気持ちもわかります。
でもそれって、「お酒を飲まないと不安・つらい」という状態に依存させられているだけ。
本来、お酒がなくても私たちはリラックスできます。
ごはんをゆっくり味わう、湯船につかる、音楽を聴く、好きな人と話す──
本当の癒しは、アルコールじゃないところにある。
飲酒の無意味さに気づいたとき、自由が戻ってくる
お酒を「おいしい」「楽しい」と思い続ける限り、
そのためにお金も時間も健康も、どんどん失われていきます。
でも一度、「お酒って別にいらないじゃん」と思えたら、
驚くほどいろんなものが取り戻せます。
- 朝のスッキリ感
- 気分の安定
- 健康診断の数値
- お金と時間
- 自分への信頼感
お酒を手放すことは、我慢じゃなくて「回復」なんです。
まとめ|「酒はおいしい」という幻想を手放そう
あなたが絶望しているのは、お酒を失うことじゃありません。
「酒=幸せ」という思い込みが崩れそうで、怖いだけ。
でも大丈夫。
真実を知れば、幻想は自然と消えていきます。
酒はおいしくない。
必要でもない。
飲まなくていいものを、飲んでいただけ。
気づけば、もう飲む理由がなくなっているはずです。