「暇だから飲む」が招く悪循環──“なんとなくの一杯”をやめて自由な時間を取り戻す方法

「なんとなくの1本」が、どれだけの時間を奪っていたか
平日の夜。仕事を終えて帰宅し、流れるように冷蔵庫を開けてビールをプシュッ。
「まあ、今日もがんばったし」と言い訳しながら、寝るまでの数時間を酒で埋める。
仕事の日はある意味“時間に制限”があるから、飲む量もある程度で収まっていた。
でも一番まずかったのは、休日の昼下がりに何の目的もなくビールを開けてしまう時だった。
土曜日の午後3時。「あー、やることねぇな」とつぶやきながら、気づけば1本、2本。外はまだ明るいのに、僕はもう“出来上がって”しまっていた。
飲んでるときは気持ちが上がるし、悪くない気がする。
でも、夜の中途半端な時間に酔いが回って、仮眠みたいに寝てしまうと、そのあと夜中にバッチリ目が覚める。そこからが地獄。眠れない、気分が悪い、自己嫌悪。
「なんで今日もまたこうなっちゃったんだろう」って、自分を責める夜が何度もあった。
退屈とアルコールの“見えない結託”
考えてみると、僕は“退屈”と正面から向き合うのがすごく苦手だった。
何かしてないと落ち着かない。でもやることが見つからない。
そんなとき、一番手軽な「気分転換」がアルコールだったんだと思う。
特に「楽しみ」が明確にない休日。目的もなくスマホをいじり、テレビをつけ、
「まぁ、飲むか…」ってなるまでの流れがルーティン化していた。
ゲームや動画にも逃げてみたけれど
断酒を始めてすぐのころ、夜の時間がぽっかり空いてしまって不安だった。
だからゲームやPCをいじって時間を潰していた。楽しかったし、夢中になれた。
でも、なぜかだんだん違和感が出てきた。
「なんか、もっとできることあるんじゃないか」
「せっかく飲まなくなったんだから、この時間を別のことに使いたい」
気づけば、自分の健康のことや、お金のこと、ブログ、副業のアイデアを考えていた。
それまで“暇つぶし”だった時間が、“自分のための時間”に変わっていった。
今、暇という感覚がほとんど消えた
不思議なことに、断酒してからは「暇だ」と感じる時間がほとんどなくなった。
むしろ「やりたいことが多すぎて、1日が足りない」と思う日さえある。
ブログを書くこと、他の副業を探すこと、投資について学ぶこと。
どれも最初は小さな興味から始まったけれど、続けているうちに、
自分の生活にハリが出てきた。目的のない1日が、いつの間にか減っていた
僕の結論:断酒は人生を“動かす”スイッチ
以前の僕は、暇な時間がくると、飲酒という習慣にすぐ逃げていた。
でも、今は違う。
「暇=可能性」と捉えられるようになった。
もちろん、今でも退屈を感じる瞬間はある。
でも、もうアルコールに頼ることはない。
その代わりに、自分を少しでも前に進めることを選べるようになった。
だから断言できる。
断酒して、本当に人生が加速し始めた。
あの時、あの“なんとなくの1本”を断ち切って、本当によかった。
最後に
もし今、あなたが「暇だから飲んでしまう」「なんとなく飲んでる」と感じていたら、その“なんとなく”の奥にある気持ちを、ちょっとだけ見つめてみてください。
あなたのその時間は、もっと違う形で輝くかもしれません。
僕もまだまだ途中ですが、一緒に抜け出していきましょう。