おつまみなしでは飲めない飲み物を『うまい』と言えるか?──お酒の『味』のウソ

「お酒はおいしい」──本当にそうでしょうか?
居酒屋のにぎわい、コンビニで手軽に買える缶チューハイ、おしゃれなボトルデザインにフルーツの香り……。でも、ふと立ち止まって考えてみてください。お酒だけを、何も食べずに、1時間飲み続けられますか?
それは本当に「おいしい」から飲んでいるのか、それとも「酔いたい」「気をまぎらわせたい」「みんなが飲んでるから」──そんな理由で、体に毒を流し込んでいないでしょうか。
この記事では、お酒の「味」という幻想の正体と、それに人生を奪われる危うさについて、改めて考えてみたいと思います。
お酒は「単体でおいしい飲み物」ではない
ジュースやコーヒー、炭酸水──これらは単体で楽しめます。でもアルコール飲料は違います。
例えば、ビールは苦く、焼酎は刺激が強く、ウイスキーや日本酒は喉を焼くような感覚。実際、「つまみなしでお酒だけを飲み続ける人」はほとんどいません。
缶チューハイやカクテル系は、果汁・甘味料・香料・炭酸などで“ごまかされて”います。「おいしい」ではなく、「飲めるように加工された」だけなのです。
つまり、私たちは「まずい」ものを、「なんとか飲めるように」されたものを、「おいしい」と錯覚しているだけなのです。
アルコールの味覚的正体──苦味と毒性
アルコールは本来、人体にとって毒物です。
肝臓で分解されるとアセトアルデヒドとなり、頭痛・吐き気・動悸・うつ症状の原因になります。
それを「味」として感じると、苦味、辛味、刺激といった不快感にしかなりません。
アルコール度数40%のウイスキーや焼酎をストレートで飲んで「うまい!」という人はまずいません。「酔い」を快感と勘違いしているだけなのです。
飲酒とは、ただの「脳機能の低下」
「酒を飲んで気分がよくなる」は、「脳の理性をマヒさせている」だけの話。
アルコールは中枢神経を抑制し、緊張や不安を一時的に和らげる錯覚をもたらしますが、記憶力・判断力の低下や睡眠の質の悪化を引き起こします。
飲み会のあと、なぜか自己嫌悪になったり、後悔したりすることありませんか?それが本当に「おいしい」飲み物に支払うべき対価でしょうか。
「お酒に払っているのは金ではなく、人生の時間」
1杯500円のビール。月に20回飲めば1万円。1年で12万円。
でも本当に失っているのは、そのあとの二日酔いの日、生産性が落ちた時間、無駄なカロリーで増えた脂肪、自己嫌悪で落ち込んだ夜です。
「飲み会の付き合いで仕方なく…」「ストレス解消だから…」──それ、全部「人生の時間を差し出してる」ってことです。
結論:酒はまずくて、毒物でしかない
アルコールは「おいしく加工された毒物」です。
脳をマヒさせる効果が“快感”と錯覚され、「うまい」と感じているだけ。
お酒だけを、なにも食べずに飲み続けられますか?炭酸や香料、つまみ、雰囲気、付き合い──それらを除いたときに残るのは、「刺激臭のする液体」です。
そんなものにお金を払い、健康と時間を差し出すのか。
お酒はうまくない。そして、体にも心にも、まったく必要ないものなのです。