仕事のストレスがトリガーに|断酒4か月目に襲ってきた強烈な飲酒欲求とその対処法

断酒4か月目にやってきた、強烈な飲酒欲求。
「もう酒なしでやっていける」と思い始めていた矢先のことでした。
断酒生活に慣れたころに不意打ちのようにやってくる欲求は、とても危険です。
なぜなら「自分はもう大丈夫」という油断を突いてくるからです。
僕自身、今日の仕事中に大きな揺さぶりを受けました。
ここでは、実際にどのように欲求をかわしたのか、そして「マイルール」としてどう整理したのかを体験談としてまとめます。
飲酒欲求が来たきっかけ
欲求の引き金になったのは、仕事中にふと湧いた不安感でした。
「今やっているこの業務が片付いても、また次の難題がやってくる──」
そう考えた瞬間、胸の奥が重くなり、手が止まってしまったのです。
その漠然とした不安が、強烈な飲酒欲求を呼び起こしました。
「今すぐ酒で気持ちをかき消したい」──そんな衝動に駆られました。
しかし、ここで踏みとどまりました。
「これは本当にヤバい」と感じた僕は、スマホを取り出してChatGPTに思っていることをそのまま書き出したのです。
「飲酒欲求が襲ってきてる。仕事の不安を消したいという思いが、飲酒のトリガーを引こうとしている。どうかわす?」
返ってきた答えの一つが、「不安を紙やスマホに書き出す」という方法でした。
そこで、改めてこう書きました。
「具体的に何が不安か? → 今やっていることを終えたら、また新たな難題がやってくるという恐怖。」
頭の中で暴れていた不安が言葉として外に出た瞬間、飲酒欲求の勢いはほんの少し弱まったのです。
実際にとった行動と学び
まずやったこと:深呼吸
最初に選んだのは、深呼吸で気持ちを整えることでした。
- 鼻から4秒吸う
- 1〜2秒止める
- 口から6秒吐く
これを3回繰り返すと、体の緊張がふっと緩み、心の中に小さな「余白」が生まれました。
その“間”をつくれたことで、飲酒欲求に反射的に流されずに済んだのです。
帰宅して環境を変える
次にとったのは、仕事場から離れること。
そのまま残っていたら、不安と飲酒欲求が頭の中でぐるぐる回り続けるのが目に見えていました。
そこで、急いで帰宅。
環境を変えるだけで、欲求の力はぐっと弱まり、「飲まない流れ」に自分を移すことができました。
甘いものと炭酸水で置き換える
帰宅後にしたのは、ドライいちじくを少し多めに食べ、炭酸水をがぶ飲みすること。
これが非常に効果的でした。
- 甘いもので脳に「報酬」を与える
- 炭酸水で「飲む動作」の欲求を満たす
この瞬間、「お酒じゃなくても満たされる」という感覚が、自分の中にしっかり刻まれました。
夕飯で完全に欲求が消えた
そして最後に夕飯をとると、飲酒欲求は完全に消えました。
満腹感と安心感が、欲求をしっかり打ち消してくれたのです。
今回の気づき
今回の体験から得た学びは大きく4つです。
- 飲酒欲求は「不安を消したい」という気持ちから生まれる
- 不安は「頭の中」から「外」に出せば弱まる(書き出す・呼吸する)
- 甘いものや炭酸水で「代替の安心」をつくれる
- 欲求は“消す”のではなく、“やり過ごせば自然に消える”
マイルール化
👉 「飲酒欲求は夕飯まで持たせれば消える」
これを“断酒のお守り”として、自分の中に定着させました。
まとめ
断酒生活の途中には、必ず「強烈な飲酒欲求の波」がやってきます。
今回のきっかけは、まさに仕事のストレスと不安でした。
「この業務が終わっても、また次の難題が来る…」という思考のループが、飲酒欲求のトリガーを引いたのです。
でも大事なのは、欲求をゼロにすることではなく、かわしてやり過ごす方法を持っていること。
僕の場合は、
深呼吸 → 帰宅 → 甘いもの(ドライいちじく) → 炭酸水 → 夕飯
この流れで、その日の飲酒欲求を完全に乗り越えることができました。
欲求は永遠には続きません。
仕事の不安やストレスから来た欲求でも、時間をかせぎ、代替行動でつなげば、必ず消えていきます。
読んでいるあなたも、ぜひ自分なりの「勝ちパターン」を作ってみてください。
それが積み重なれば、「飲まずに落ち着ける自分」がどんどん強くなっていきます。
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