断酒16日目|「誘われたら飲んでしまうかも」と思う僕が、飲酒欲という“天才”に勝つために使った作戦

「誘われたら、飲んでしまうかもしれない」
断酒を始めて16日が経ち、心も体も少しずつ軽くなってきた。
でも、ふと不安になる瞬間がある。
「もし誘われたら断れないかもしれない。だって、飲みたい理由なんていくらでも思いつくんだ。」
これは僕だけじゃなく、多くの断酒チャレンジャーが通る道だと思う。
飲酒欲は“天才”。だから一筋縄ではいかない
断酒をしていると、毎日のように脳内に現れるのが「飲酒したい」という気持ち。
特に仕事終わり、週末の夜、人との付き合い、孤独感、ストレス……そのどれもがスイッチになってくる。
そして、その飲酒欲は実に巧妙だ。
断酒中の飲酒欲というやつは、どんな手を使っても酒を飲む理由を考えつく天才である。
この表現が、自分の気持ちそのものだった。
しかもこの天才、ずる賢くて、よく知ってる。
僕がどんなときに気が緩みやすいか、どんな言い訳に弱いか、ぜんぶお見通し。
「今日は頑張ったから」「今だけ」「付き合いだから」「一杯だけなら」
そんな“正当な理由”を次々とひねり出してくる。
そしていつのまにか、「飲んだ方がラクだよ?」と誘惑してくる。
「凡人チーム構成表」──天才に対抗するにはチーム戦で挑む
そんな最強の敵に、一人で挑んでも勝てるわけがない。
だから僕は、“凡人チーム”を作った。
それがこちら。
🧠 凡人チーム構成表
メンバー | 役割 |
---|---|
📖 過去の自分(日記) | 飲んだ日の自己嫌悪を思い出させてくれる。 |
✉ 未来の自分からの手紙 | 「飲まない君にありがとう」と伝えてくれる未来像。 |
🛏 寝起きの自分 | 「今スッキリしてるのは、飲まなかったからだぞ」と教えてくれる。 |
💴 財布の中身 | 節約できた金額がリアルに効いてくる。 |
💬 信頼できる人の声 | 「君の本気を信じてる」と思ってくれる誰かを想像する。 |
📈 健康診断の数値 | 客観的なデータは、嘘をつかない。 |
🌐 ブログやSNSの仲間 | 「応援してるよ」「自分もやってみる」という声が力になる。 |
📱 断酒アプリ | 積み重ねた日数が「もったいない」気持ちを生む。 |
つまり、「一人じゃ無理でも、チームなら勝てる」って話。
「誘われたら断れない自分」も、悪くない
正直に言えば、今でも「もし飲みに誘われたら飲んでしまうかもしれない」と思う。
でも、そんな自分を責めなくていい。
むしろ、自分の傾向を知っているのは強みだ。
それは、“飲酒欲という天才の動き”を見抜ける能力が育ってきているということ。
飲酒欲に勝つための「具体的な断り方」例
とはいえ、実際に誘われたときに備えて、断る言葉を準備しておくのも大事。
🗣 断酒中でも使いやすいフレーズ集
- 「最近、ちょっと体の調子見ながら、控えてるんだ」
- 「今、自分チャレンジ中なんで、お茶でいかせてください」
- 「飲みたい気持ちはあるけど、明日朝早くてね」
- 「この前、久しぶりに飲んだら調子悪くなって…控えてるんだ」
どれも正直で、角の立たない言い方。
「断酒してます!」とストイックに言う必要はなく、ゆるやかに伝えることがポイント。
【まとめ】16日目の気づき
断酒16日目。
飲みたくなる日はある。
理由をつけて飲もうとする“天才”もいる。
でも僕には、凡人チームがいる。
このチームがいれば、ちょっと踏みとどまれる。
1日でも、1時間でも、その欲に流されずにいられる。
飲酒欲が天才なら、こっちは“策士”で挑めばいい。
今日も、僕は飲まなかった。
明日も、たぶん大丈夫。
そんな小さな勝ちを、これからも積み重ねていく。