禁酒・断酒

断酒で挫折しがちな7つの瞬間と、その乗り越え方

断酒中に悩む男性とビールジョッキ、酒瓶のイラスト。 「断酒で挫折しがちな7つの瞬間 その乗り越え方」という文字が描かれている
炊き技カレー

断酒を決意したものの、ふとした瞬間に強い飲酒欲求にかられ、ついお酒に手が伸びてしまう――。そんな経験を持つ人は少なくありません。断酒の道は平坦ではなく、多くの人が特定の「瞬間」や「理由」で挫折を経験します。

ここでは、断酒中に挫折しやすい代表的な7つの場面をQ&A形式で解説し、それぞれの対策についても触れていきます。

断酒挫折、よくある7つのQ&A

Q1. 仕事のストレスが限界です。お酒以外にどう解消すればいいですか?

A1. 最も多い挫折の理由の一つが「ストレス」です。 特に仕事上のプレッシャーや人間関係の悩みは、手軽に気分を高揚させてくれるアルコールへと気持ちを向かわせがちです。

対策: ストレスを感じた時に、お酒以外の解消法を事前にいくつか用意しておくことが重要です。

軽い運動(ウォーキングやストレッチ)、趣味への没頭(音楽鑑賞、読書、映画)、温かいお風呂にゆっくり浸かる、誰かに話を聞いてもらうなど、自分に合った方法を見つけましょう。「ストレス=飲酒」という思考の癖を、別の行動に置き換えていく意識が大切です。

Q2. 飲み会に誘われました。断ると人間関係が悪化しそうで不安です。

A2. 「社会的な圧力」も断酒の大きな壁です。 職場や友人との付き合いの場で飲酒が当然とされている環境では、断ることが孤立につながるのではないかという不安から、ついグラスを手にしてしまうケースが多く見られます。

対策: 正直に断酒中であることを伝えるのが理想ですが、難しい場合は「医者に止められている」「今日は車で来ている」など、具体的な理由を伝えるのが有効です。また、ノンアルコール飲料でその場に参加したり、一次会だけで帰るなど、自分なりのルールを決めておくことも一つの手です。

Q3. 夕食後や寝る前など、決まった時間の飲酒がやめられません。

A3. 「習慣化」による飲酒欲求は非常に強力です。 長年、特定の時間に飲酒を続けていると、その時間になると脳がアルコールを欲するようになり、無意識のうちに飲んでしまいます。これは「条件反射」のようなものです。

対策: 飲酒していた時間を別の新しい習慣で埋めることが効果的です。例えば、夕食後においしいハーブティーを入れる、ノンアルコールビールに切り替える、寝る前にストレッチや瞑想を取り入れるなど、飲酒に代わる「楽しみな時間」を作ることで、古い習慣を上書きしていきましょう。

Q4. 「一杯だけなら大丈夫」と思ってしまい、結局飲み過ぎてしまいます。

A4. 「過信」と「一杯だけのお誘い」は、断酒が順調に進んでいる時ほど陥りやすい罠です。 しばらくお酒を断てたことから「もうコントロールできるはずだ」と過信し、その一杯がきっかけで元の飲酒生活に戻ってしまう「スリップ」という現象は、非常に多く報告されています。

対策: アルコール依存は「コントロール障害」とも呼ばれる病気であり、「一杯だけ」でやめるのは極めて困難であると再認識することが重要です。「自分は一口でも飲むと止まらなくなる可能性がある」ということを肝に銘じ、どのような状況でも最初の一杯に手を出さない「完全断酒」の意識を強く持ちましょう。

Q5. イライラしたり、寂しい気持ちになると、無性にお酒が飲みたくなります。

A5. 「ネガティブな感情」は飲酒欲求の強い引き金(トリガー)となります。 不安、孤独、怒り、退屈といった感情を紛らわすために、手っ取り早い手段としてアルコールに頼ってしまうパターンです。

対策: 自分がどのような感情の時に飲みたくなるのかを客観的に分析し、記録することをお勧めします。そして、その感情が湧き上がってきた時に、すぐに相談できる人や自助グループなどに連絡を取れるようにしておきましょう。感情の波は一時的なものであることを理解し、飲酒以外の方法で乗り越える経験を積むことが自信につながります。

Q6. 手の震えや寝汗、不眠といった症状が辛くて、結局飲んでしまいます。

A6. アルコールの「離脱症状」は、身体的な苦痛を伴うため、断酒初期の大きな障壁となります。 体からアルコールが抜けていく過程で、自律神経が乱れ、様々な不快な症状が現れます。

対策: 離脱症状は個人差が大きく、重篤な場合は専門の医療機関に相談することが不可欠です。医師の指導のもとで、症状を和らげる薬を処方してもらうなど、安全に断酒を進めることができます。自己判断で断酒を進めるのが危険な場合もあるため、辛い時は決して一人で抱え込まず、専門家を頼ってください。

Q7. 家にお酒が置いてあると、どうしても我慢できません。

A7. 「環境的な要因」も無視できません。 視界にお酒が入る、行きつけの店の前を通る、テレビCMでおいしそうにお酒を飲むシーンを見るなど、日常の些細なことが強い飲酒欲求を呼び覚まします。

対策: 物理的にお酒を遠ざけることが最も簡単で効果的な方法です。家にあるお酒はすべて処分し、買い置きは絶対にしないようにしましょう。また、しばらくの間は居酒屋などお酒のある場所へ近づかない、買い物では酒類コーナーを避けて通るなどの工夫も有効です。


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炊きわざカレー
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このブログの執筆者

沖縄の宮古島で働く50代が、
断酒とダイエットに本気で取り組み、
その実体験を記録しています。

同じようにお酒や体重に悩んでいる方に、
少しでも役立つヒントを届けられれば嬉しいです。

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