断酒スリップからの立て直し:もう一度、自分を信じるために

やってしまった――。特にお祝いの場での飲酒は、「まあ今日くらいは…」という気の緩みから、自分でも驚くほどあっけなくスリップしてしまうことがあります。
実は僕自身も、そうしたお祝いの席で断酒を破ってしまった経験があります。周囲は笑顔、空気は明るい、そんな場で「一杯だけなら…」と思ってしまった。
でもその後に押し寄せたのは、強烈な自責の念と後悔の波でした。
でも今ははっきり言えます。その「やっちまった」経験こそが、次の断酒のステップをより強く、確かなものにしてくれました。スリップは決して失敗ではなく、「立て直すチャンス」でもあるんです。
立て直すときに大切な4つの気持ち
1. 失敗を「経験」として捉える冷静さ
「またやってしまった」と自分を責めすぎると、どうとでもなれ精神になり、ずるずる飲酒が続いてしまいます。
でも、ここで大切なのは、「なぜ飲んでしまったか」を丁寧に振り返り、原因を明確にすることです。
それは甘えだったのか? 空気に流されたのか? それとも心の奥に何か満たされないものがあったのか?
2. ゴールを再確認する決意
「なぜ断酒を始めたのか?」という原点を思い出してください。
健康を取り戻したい、大切な人との関係を守りたい、自分をもっと好きになりたい――
その目的がある限り、何度でも立て直す価値はあります。スリップは「終わり」ではなく「過程」です。
3. 「完璧じゃなくていい」と自分に優しくする気持ち
断酒の道のりは一本道じゃありません。寄り道や後戻りも含めて、すべてが回復の一部です。
「またやり直せばいい」と自分に許しを与えてあげましょう。自己否定からは立ち直れません。
4. 今の自分を肯定する前向きさ
「やめよう」と思った今この瞬間から、また断酒の記録が始まります。
ゼロからの再スタートではなく、「気づきを得た一歩目」と捉えて、より強くしなやかに歩き出しましょう。
あなたはもう、「やめよう」という気持ちに再びたどり着けた。
それだけで十分立派な一歩です。
ここからまた、ゆっくり進めばいいんです。
再スタートのための断酒宣言フレーズ
- 「今日一日、飲まない。」
一生ではなく、まず今日一日を大切にする。毎日の積み重ねが力になります。 - 「飲まなかった昨日より、今日の自分を誇りに思う。」
スリップの後だからこそ、この一歩に大きな価値があります。 - 「お酒ではなく、自分の心と向き合って生きる。」
苦しさや喜びも、お酒に頼らず感じる力を取り戻しましょう。 - 「私は変わろうとしている。だから強い。」
再スタートは弱さではなく、立ち直る強さの証です。 - 「未来の笑顔のために、今日の選択を大切にする。」
あなたが思い描く幸せな未来、その一歩が今日です。
私の断酒宣言
僕は、もう二度と自分に嘘をつかない。健康な体を取り戻し、金も人生も無駄にしない。
酒じゃなく、自分自身の力で前に進む。
たとえスリップしても、何度でも立ち上がる。
僕はできる――だから、今日からまた始める。飲まない。絶対に。
これをスマホのロック画面に貼って心に刻み込む!
