お酒で「やらかした」翌日の絶望。「消えたい」ほどの後悔を、最強の断酒の原動力に変える3つの方法

目が覚めた瞬間、頭をよぎる昨夜の断片的な記憶。 心臓が嫌な音を立てて、血の気が引いていくのがわかる。

「一体、自分は何を言ってしまったんだろう…」
「どうして、あんなことをしてしまったんだ…」

冗談では済まされない失言。覚えていないのに、周りの目だけがやけに冷たい。SNSを開くのが怖い。明日、会社や学校に行くのが死ぬほどつらい。

もしあなたが今、そんな自己嫌悪と絶望のど真ん中にいるなら、この記事はあなたのためのものです。

その「消えてしまいたい」ほどの恥ずかしい記憶は、あなたの人生を破壊する呪いではありません。

断言します。それは、これからの人生を劇的に好転させる、神様がくれた最後のチャンスであり、最強の起爆剤です。

私自身、数々の「やらかし」を経験し、そのたびに自分を呪いました。しかし、その最も暗い記憶こそが、私の断酒を支える最も強固な柱となったのです。

この記事では、そのどうしようもない絶望を、未来へのエネルギーに転換させる具体的な方法をお伝えします。

ステップ１：記憶から逃げずに「事実」として書き出す

今、一番やりたくないことかもしれません。しかし、これが最も効果的なステップです。ぼんやりとした恐怖のままにしておかず、事実として客観視しましょう。

ノートやスマホのメモに、感情を入れずに「事実」だけを書き出してみてください。

• （例）上司に、馴れ馴れしい口をきいた。
• （例）何度も同じ話を繰り返し、場をしらけさせた。
• （例）駅のホームで寝てしまい、終電を逃した。

次に、その事実に対して「どう感じたか」を書き出します。

• （例）情けなくて、惨めだった。
• （例）周りの人に申し訳なくて、顔向けできない。
• （例）自己管理のできない自分が、心底嫌になった。

書き出すことで、漠然とした恐怖が「対処可能な課題」に変わります。

炊き沢カレー

私も過去、取引先との大事な会食で記憶をなくし、翌日、同席した後輩からの冷ややかな視線で全てを察した経験があります。その時、手帳に殴り書きのように「二度とこの屈辱は味わわない」とだけ書きました。その文字を見るたびに、あの日の胃がキリキリするような感覚が蘇り、それが何よりの“お守り”になりました。

ステップ２：その「恥」を、人生の“警報アラーム”だと再定義する

恥ずかしい、という感情は、決してあなたを苦しめるためにあるのではありません。 それは、「このまま進むと、本当に危険だぞ！」と知らせてくれる、あなたの命の警報アラームなのです。

「自分はダメな人間だ」という烙印だと思うのをやめましょう。 「よくぞ、この段階で鳴ってくれた」と、アラームに感謝してください。

このアラームが鳴らなければ、あなたはもっと深刻な事態（事故、病気、離婚、解雇など）に陥っていたかもしれません。恥ずかしい記憶は、あなたを守ってくれた「最後の砦」だったのです。

ステップ３：未来の自分に「ありがとう」と言われる選択をする

過去を悔やむエネルギーを、未来を作るエネルギーに転換させましょう。

想像してみてください。 一年後、お酒をやめたあなたが、穏やかな気持ちで朝を迎え、誰の目も気にすることなく、自信に満ちた一日を過ごしている姿を。

その未来のあなたは、今のあなたにきっとこう言うはずです。 「あの時、絶望の淵で踏みとどまって、断酒という選択をしてくれて、本当にありがとう」と。

これからのあなたの全ての選択は、「未来の自分に感謝されるか？」を基準にしてください。目の前の安易な一杯を選ぶのか、未来の自分の笑顔を選ぶのか。答えはもう、出ているはずです。

まとめ：人生で最悪の一日を、最高の人生の始まりの日にしよう

今あなたが感じている痛みは、本物です。しかし、それは永遠には続きません。 そして何より、その痛みは「使える」のです。

• 飲みたくなったら、あの日の屈辱を思い出す。
• 心が折れそうになったら、未来の自分の笑顔を想像する。

その恥ずかしい記憶を、お酒の誘惑からあなたを守る「盾」にしてください。 そして、断酒を続ける固い決意を支える「柱」にしてください。

大丈夫。あなたは一人ではありません。 その絶望的な一日を、最高の人生の始まりの日に変える力は、今のあなたの中に、確実に宿っています。

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炊き技カレー

50代、再起動中。

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この記事の執筆者｜炊き技カレー

人生折り返し地点からのチャレンジ。

沖縄の宮古島で働く50代が、本気で断酒・ダイエット・資産づくりに取り組みながら、毎日を更新中。