禁酒・断酒

「田舎で断酒するリスクえぐいぞ」と脅されたけど、一生飲み続けるリスクの方がもっとえぐかった話。

炊き技カレー

「田舎で酒を断つなんて、人間関係を捨てるようなものだ」

もしあなたがそう思って震えているなら、この記事はあなたのためのものです。 都会の断酒とは違い、濃密なコミュニティで生きる私たちにとって、断酒はただの健康習慣ではなく、一種の「生存戦略」の変更を意味します。

特に、私のように社交性が低く、口下手な人間にとって、酒という「コミュニケーションの潤滑油」を手放す恐怖は計り知れません。

しかし、宮古島の「オトーリ」という逃げ場のない飲酒文化の中で、あえて杯を置いた私が断言します。その恐怖の9割は、取り越し苦労でした。

この記事では、以下のことをお伝えします。

  • 「断酒=村八分」という都市伝説(田舎伝説)の真実
  • 社交性が低い人こそ、実は「断酒」が最強の武器になる理由
  • 今日から使える!角を立てずに酒をかわす、具体的な「サバイバル術」

読み終える頃には、次に回ってくる杯を恐れる気持ちが消え、「次の会合でウーロン茶を頼むのが楽しみ」と思えるような、静かな勇気が湧いているはずです。

究極の飲酒文化「オトーリ」の輪の中で

僕が暮らしているのは、沖縄の宮古島だ。 ここには「オトーリ」という、日本でも有数の強烈な飲酒文化がある。一つの杯を全員で回し、全員が同じだけ飲む。それは単なる飲み会ではなく、その場の「和」を共有するための、断ることのできない儀式のようなものだ。

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社交性が低く、人との距離を測るのが下手だった僕は、これまでこのシステムに救われてきた。グラスが回ってくるから、喋らなくてもそこに居場所があった。でも、断酒を決めたとき、この「逃げ場のない輪」が最大の恐怖に変わった。

「もし、僕がここで杯を止めたら、どんな空気になるんだろう」 非国民扱いされる。空気が凍りつく。あるいは、「付き合いが悪い」と説教が始まる。 そんな妄想を膨らませては、断酒のハードルを勝手にエベレスト級に高く積み上げていた。

震えながら告げた「飲みません」の末路

そして迎えた、断酒後初めての会合。 心臓の鼓動が耳元まで聞こえる。いよいよ自分の番が回ってきそうになった時、僕は喉の奥から絞り出すような声で言った。

「すみません、僕、今日からお酒辞めたんです」

一瞬の沈黙。……そして、返ってきたのは意外すぎる言葉だった。

「あ、そう。体調でも悪いの?」 「無理すんなよー」

隣の人は、拍子抜けするほど軽いノリで、僕を飛ばして次の人にグラスを回した。 怒号もなければ、冷たい視線もない。ただ、そこには「飲まない僕」が当たり前のように存在することを許容する、静かな時間があった。

恐怖の正体は、自分の中にしかなかった

このとき気づいた。 「酒を飲まないと、このコミュニティにはいられない」と自分を縛り付けていたのは、周りの人たちではなく、僕自身の「自意識」だったのだ。

社交性が低い僕は、酒という鎧を脱いで「素の自分」を晒すのが怖かっただけ。酒さえあれば、何かに馴染めているような錯覚に浸れた。でも、周囲が僕に求めていたのは、泥酔して場を盛り上げることではなく、ただそこに僕という人間がいて、一緒に役割を果たすこと、それだけだった。

もちろん、気持ちだけで乗り切れるほど田舎の付き合いは甘くありません。社交性が低く、その場をやり過ごすのが苦手な僕が、具体的にどうやって「酒盛り」を乗り切っているのか。その生存戦略もシェアしておきます。

1. 車社会を言い訳にする 「代行が捕まらなかったので自力で帰ります」は、田舎で最も尊重される断り文句です。

2. 自分の飲み物を死守する グラスが空だと注がれてしまうので、早めにノンアルコール飲料で満たし、「注がれる隙」を物理的に埋めます。

3. 役割(片付け・聞き役)を見つける 無理に喋る必要はありません。グラスを下げたり、酔っ払いの話を「へぇ〜」と聞いているだけで、意外と場は保つのです。

同じように「田舎の同調圧力」を恐れているあなたへ

「この土地で酒を辞めたら、生きていけないんじゃないか」 そう思っているあなたに、伝えたい。

オトーリという、逃げ場のない文化がある場所ですら、現実はこんなにもあっけない。僕たちが恐れていることの9割は、実は自分の頭の中で作り上げた幻影だ。

酒を辞めたからといって、人間関係が壊れることはない。むしろ、シラフでそこにいることで、今まで見えなかった景色が見えてくる。

  • 酔っ払いの同じ話を、笑顔で聞き流せる心の余裕。
  • 無理に盛り上げようとせず、ただそこに座っているだけの贅沢。
  • そして何より、二日酔いのない清々しい朝の主導権を、自分の手に取り戻す感覚。

社交性が低くたっていい。口下手だっていい。 酒を捨てて「裸の自分」でその場に立ってみたとき、田舎の空気は、意外なほど優しくあなたを包んでくれるはずだ。

案ずるより、辞めるが易し。 次の会合、少しだけ勇気を出して、ウーロン茶を頼んでみませんか? その先には、あなたが想像もしなかった「自由な田舎暮らし」が待っています。


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このブログの執筆者

沖縄の宮古島で働く50代が、
断酒とダイエットに本気で取り組み、
その実体験を記録しています。

同じようにお酒や体重に悩んでいる方に、
少しでも役立つヒントを届けられれば嬉しいです。

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