飲酒欲をかわす“甘味習慣”|断酒生活に効いた味覚リセット法

「仕事帰りの飲酒欲求」に負けそうな夜、僕が試した小さな工夫とは?
仕事終わり、疲れた身体と沈んだ気分。
その隙を突くように、あの“飲みたい衝動”が襲ってきませんか?
──断酒中の僕にとって、一番の危険時間帯は「就業時間終了間際」。
かつて染みついていた飲酒習慣が、まるで地獄の底から手招きしてくるような感覚になります。
なぜ、夜になると飲みたくなるのか?
その理由は、「仕事の疲れ」「ストレス」「ルーティン化した帰宅後の飲酒行動」。
知らず知らずのうちに、それらが飲酒欲求のトリガーとなっていたのです。
でも、そんな僕でも「これ、意外と効くかも」と思えた小さな工夫があります。
ちょっとした行動の変化で、あの衝動をやり過ごせるようになったんです。
この記事では、「仕事帰りに飲みたくなる」というリアルな悩みを持つ、
断酒挑戦中の方に向けて、僕が実践して効果を感じた方法を紹介します。
「また飲みそうだった……」という夜が少しでも減るように。
今日からできる“ひと工夫”を、あなたの武器にしてみてください。
「今夜はようかんが待ってる」という魔法のひと言
ある日の帰り道、仕事のストレスと疲労感で、飲酒欲がひょっこり顔をだして僕を見つめていました。
ちょうどそのとき、目の前にはコンビニ、そしてその隣にはよく通っていた居酒屋の看板。
「ああ、あのにんにくと醤油が効いた、からっとあげた甘じょっぱい唐揚げと冷えたビール……」
でもその瞬間、ふと思い出したんです。
「そういえば、冷蔵庫にようかんがあったな」
たかがようかん、されどようかん。
「今日はようかんが家で待ってる」
そう思っただけで、飲酒のスイッチがスーッと下がっていきました。
ビールの「しょっぱい→流し込む→さらに飲む」ループが、甘いものの「一口で満足→静かに味わう」モードに切り替わったような感覚。これはまさに“味覚リセット”でした。ビールと甘いものって合わないもんね。
外食&飲酒をスルーする“環境セット”の作り方
この体験から学んだのは、「先に楽しみを用意しておく」ことの大切さです。
- あらかじめ甘いものを買っておく
- 飲まない夜を楽しむ演出(お気に入りのマグカップや照明)
- 帰宅ルートを誘惑から遠ざける
僕がよく使うのは羊羹や和菓子などのシンプルな甘味。ケーキやシュークリームでもいいけれど、脂肪分が多くて罪悪感が出やすいので、ダイエット中なら控えめに。
重要なのは「しょっぱい系統はNG」。なぜなら、塩分が飲酒欲を誘発する可能性があるからです。
お酒とようかんのコスパ&満足感を比較
項目 | お酒(居酒屋1杯) | ようかん(1本) |
---|---|---|
値段 | 500円〜700円 | 約150円〜300円 |
カロリー | 約150kcal〜 | 約150〜200kcal |
翌日の体調 | 重い、だるい | 安定、快調 |
精神的満足感 | 一瞬の気晴らし | 静かに満たされる |
同じくらいのカロリーでも、ようかんには翌朝の自己嫌悪がありません。それが何よりのご褒美なんです。
“甘味でかわす”テクニックを試してみて
- ポイントは「ちょっと特別な甘味」
- コンビニやスーパーで買える手頃なものでOK
- 「今日はこれが楽しみ」と夕方から意識しておく
- 習慣化すると、脳が「飲まない夜も満足できる」と学習
甘味はただの代替品ではなく、心のリセットボタンにもなります。
まとめ:断酒は“意思”より“仕掛け”で続けよう
誘惑に負けない強い意思も大事ですが、毎日それを振り絞るのは正直しんどい。
だから僕は、「ようかんがあるじゃないか」という小さな楽しみを仕掛けとして用意するようにしています。
外の刺激に反応するのではなく、
家の中に自分のための楽しみを仕込んでおく──
これが、僕の断酒生活を続けるコツです。