飲酒運転の再発防止よりも先に、“そもそも飲まない選択”をしようと思った話

先日、日本郵便が「飲酒運転防止ガイドライン」を作成する方針を発表しました。 不適切な点呼が発覚し、再発防止策として運輸業界全体の安全強化を目指すというものです。
実はこのニュース、僕にとって他人事ではありません。 僕の職場でも、アルコールチェッカーを使った出勤時と退勤時のチェックが始まりました。 数値が「0.00」でなければ業務に就けない仕組みです。
そこで気づいたんです。 本当に安心できるのは、チェックをパスすることではなく、そもそも飲まないことだということ。
今回は、このニュースと職場の実態をきっかけに、僕が「飲まない選択こそ最強の安全策」と思った理由と、その先にあった変化をお話しします。
日本郵便が“飲酒運転防止”に本腰|点呼の甘さから見えた課題
日本郵便では、ドライバーの飲酒確認や点呼が形骸化していたことが問題視されました。 点呼とは、出発前や業務開始前に運転者の健康状態やアルコールチェックを行う手順のこと。 これが形式的になってしまえば、安全管理の意味がなくなります。
運輸業界に限らず、建設業や製造業など“ヒトが機械や車を動かす現場”では、この問題は深刻です。 わずかな判断ミスが、重大事故や企業の信用失墜につながりかねません。
僕の職場でも始まった“数値で分かる”チェック
僕の職場でも、アルコールチェッカーによる出勤時と退勤時の計測が始まりました。 0.00でなければ業務はストップ。 これまでの自己申告方式と違い、数値で結果が出るため、言い訳やごまかしは通用しません。
断酒をしている僕は、毎回「0.00」を確認するだけ。 一方で、前夜に少し飲んだ人が「えっ、まだ残ってるの?」と驚く場面も少なくありません。
飲酒運転の怖さは“意志”では防げない
飲酒運転は絶対にしてはいけない行為です。 しかし、アルコールには「飲んだ時点で判断力を鈍らせる」という特性があります。
つまり、「自分は大丈夫」という意志や経験では防ぎきれません。 防ぐための唯一の方法は、最初から飲まないことです。
“チェックを受ける側”から“飲まない側”へ
断酒を始めてから、僕は点呼やチェックに対して不安を抱くことがなくなりました。 何よりも大きいのは、ミスや小さな後悔がなくなったことです。
以前は「昨日のメール、変じゃなかったかな?」とか「カギどこ置いたっけ?」といった些細な不安がつきまといましたが、それらはすべて飲酒と関係していました。 断酒後はそうした不安がゼロになり、精神的にもラクになりました。
社会的責任と“いちばんラクな選択”
今回のニュースでは、ガイドラインやチェックといった外側の仕組みが強調されていました。 でも本質的な安全策は、一人ひとりが「飲まないほうが安全でラク」という事実を受け入れることです。
飲まないほうが、安心。 飲まないほうが、信用される。 飲まないほうが、ミスしない。 そう気づいてからの生活は、驚くほど快適です。
まとめ|“飲まない選択”が究極の再発防止策
飲酒運転を防ぐために、点呼やルールは欠かせません。 しかし、その前段階で「飲まない」という選択をすれば、もっとシンプルに安心を得られます。
僕は、断酒して初めて本当の安全と心の余裕を手に入れました。 「このままでいいのかな…」と迷っている人がいたら、ぜひ“飲まない側”に来てほしいと思います。