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寝るだけで痩せるって本当?ダイエット成功のカギは“睡眠時間”だった

睡眠とダイエットの関係を表すキャッチーなアイキャッチ画像
炊き技カレー

「食事制限も運動もしてるのに、なぜか痩せない…」
──そんな悩みを抱える方は、もしかすると“睡眠”を軽視しているかもしれません。

実は、痩せやすい体をつくるカギは「睡眠時間」にあると、厚生労働省や最新の研究でも明らかになってきています。
十分な睡眠をとることで、脂肪燃焼を促進するホルモンのバランスが整い、無意識のうちに食欲を抑える効果が期待できるのです。

この記事では、ダイエット成功における「睡眠の質と時間」の重要性を科学的根拠に基づいて解説しながら、50代男性である筆者(私)の実体験──飲酒習慣や中途覚醒を乗り越えた話も交えてご紹介します。

✴️ このような方に特におすすめ:
・40〜50代でダイエットに苦戦している方
・睡眠が浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう方
・お酒をやめたいけれどストレスで夜更かししてしまう方

睡眠を「削るもの」ではなく「整えるべきもの」として見直すことが、
実はダイエットを最短ルートで成功させる秘訣かもしれません。

何時間寝れば痩せやすくなるのか?

まず気になるのは、「結局、何時間寝ればダイエットに効果があるの?」という点ですよね。この記事では、その答えからお伝えします。

結論から言うと──
7時間前後の睡眠が、ダイエットにも健康にもベストだとされています。

厚生労働省の『健康づくりのための睡眠指針2014』でも、「成人の適正な睡眠時間は6~8時間の範囲」としたうえで、7時間前後の睡眠が最も病気のリスクが低く、生活習慣病の予防にもつながると述べられています(p.5)。

私の場合、これまで5時間睡眠が当たり前でしたが、意識して6.5〜7時間寝る生活に変えてから、昼間の集中力がグッと上がり、間食の欲求も明らかに減りました。正直、「寝るだけでここまで変わるのか…?」と驚いています。

▶参考:
厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」


なぜ“睡眠”がダイエットに関係あるのか?

睡眠中の体では何が起こっている?

人の体は、寝ている間にもただ休んでいるだけではありません。
深い眠りに入る「ノンレム睡眠」時には、成長ホルモンが分泌され、筋肉や細胞の修復、脂肪の代謝が進みます。

特にこの成長ホルモンは、脂肪をエネルギーとして使う働きを持ち、睡眠の質が高いほどこの効果も強くなります。

▶参考:厚生労働省「睡眠指針2014」


睡眠不足が太る原因になる理由

「夜更かしをした次の日は、やたら食欲が出る」──そんな経験、ありませんか?
私も以前はそうでした。

これは単なる気のせいではなく、ホルモンのバランスの乱れによるもの。
具体的には、以下のような影響があります。

  • 食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減る
  • 食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増える

つまり、睡眠不足は“過食スイッチ”をONにしてしまうのです。
これでは、いくら食事を気をつけても痩せにくくなるのは当然。

睡眠の質を高める3つのポイント

睡眠時間だけでなく、「質」も大切。
次の3つは、私が実際に試して効果を感じた習慣です。

1. 一貫した就寝・起床時間を守る

毎日バラバラの時間に寝ていませんか?
人間の体には「体内時計」があり、それが乱れるとホルモン分泌にも悪影響が出ます。

私の場合、23時〜6時の睡眠を基本にしてから、体重が少しずつ減っていきました。


2.寝室の環境を整える|快眠のための“最適空間”づくり

質の高い睡眠を得るには、寝室の環境を整えることが欠かせません。特に「室温」「光」「音」の3要素は、厚生労働省の『健康づくりのための睡眠指針2014』でも重要視されています。

🔸 室温の目安:夏と冬で調整しよう

快適な睡眠のための室温の目安は、以下の通りです。

  • 夏場:26~28℃程度
  • 冬場:16~19℃程度

※上記は冷暖房の設定温度ではなく、実際の体感室温に近い温度です。

睡眠指針には「室温・湿度などの環境条件を整えることが、寝つきやすさと快眠に影響を与える」と明記されており、暑すぎる・寒すぎる環境は睡眠の質を大きく低下させることが示唆されています【出典:厚生労働省『健康づくりのための睡眠指針2014』p.6】。

▶参考リンク:
厚生労働省|健康づくりのための睡眠指針2014(PDF)


🔸 照明は「暗め」で。光のコントロールが眠気を呼ぶ

就寝前に明るい照明を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されてしまい、脳が“昼間”と勘違いしてしまいます。

睡眠指針では「入眠前の強い光の照射を避ける」ことが推奨されています(p.9)。
そのため、照明は間接照明や暖色系の淡い光がおすすめです。


🔸 寝る前のスマホは“眠れない元凶”

私自身、寝る前にスマホをだらだら見ていた頃は、寝つきも悪く、朝もスッキリしませんでした。
実際、ブルーライトは交感神経を刺激し、入眠を妨げる原因になります。

厚労省の指針でも、**「テレビやパソコン、スマートフォンなどの電子機器の使用を控える」**よう推奨されています(p.10)。


✅ 私がやって効果があったこと

  • 寝室は夏はエアコンで27℃前後にキープ、冬は布団を厚くして17℃前後を目安
  • 間接照明に切り替え、夜はリラックスする雰囲気を作る
  • 寝る30分前からスマホを見ない(目覚まし設定だけして、あとは読書)

これだけでも、以前より「すんなり眠れる」ようになった実感があります。
「寝室を整える」──これは、お金も手間もかからず始められる、最強の睡眠改善法かもしれません。


3. 寝る前のルーティンを作る

  • 白湯を飲む
  • 深呼吸や瞑想を5分間
  • 「今日一日を振り返るメモ」を書く

これを習慣にするだけで、“睡眠の質”が確実に上がると実感しています。


睡眠ダイエットの効果を高める日常の工夫

睡眠そのものだけでなく、それを支える日常習慣も見直すことで、相乗効果が生まれます。


食事:セロトニンを増やす食品を意識

  • バナナ
  • 牛乳やヨーグルトなどの乳製品
  • ナッツ類(特にアーモンド)

これらに含まれるトリプトファンが、睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となり、眠りの質を底上げしてくれます。


運動:昼間の軽い運動がカギ

  • 夕方の30分ウォーキング
  • 軽いストレッチ
  • VRフィットネス(私はこれでハマりました)

ポイントは就寝の2時間前までに終えること。寝る直前の運動は逆に交感神経を刺激して眠れなくなることも。


ストレス管理:心の安定が眠りを深くする

私自身、仕事のストレスで寝つきが悪くなる日が多かったです。
でも、最近は「脱フュージョン」と呼ばれる思考との距離の取り方を試してみて、だいぶ楽になりました。


【実体験】睡眠改善がダイエットに与えた変化

以前の私は、夜更かし+ジャンクフード+深酒という、太る要素を全部抱えてました。
とくに飲酒後の眠りは浅く、翌日も眠気が取れず、食欲も爆増してました。

でも、断酒して、睡眠にフォーカスして生活リズムを整えた結果──

  • 体重が3kg減(約3週間で)
  • 昼間の集中力が上がり、間食欲求が激減
  • 心が落ち着いて、イライラも減った

「ちゃんと寝るだけで、ここまで違うのか…!」と、正直驚いています。


まとめ:睡眠は“努力しないダイエット法”だった

「寝るだけで痩せる」というと大げさに聞こえるかもしれません。
でも、科学的な根拠と実体験を踏まえると──

質の良い睡眠こそ、最も自然でストレスのないダイエット法

と言えるのではないでしょうか。

40代・50代になると、代謝も落ち、無理な運動や食事制限だけでは結果が出にくくなります。
だからこそ、「寝る」という人間本来の回復機能を味方につけるのは、理にかなった方法だと感じています。

「まずは寝てみよう」。
それが、意外な第一歩になるかもしれません。

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50代、再起動中。

この記事の執筆者|炊き技カレー

人生折り返し地点からのチャレンジ。

沖縄の宮古島で働く50代が、本気で断酒・ダイエット・資産づくりに取り組みながら、毎日を更新中。

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