断酒の環境づくりは買い物から|“酒を見ない”工夫が成功のカギ

断酒を続けるには意志の強さだけではなく、日常の環境をどう整えるかが大きなポイントになります。特に僕にとって効果があったのが、買い物の仕方を工夫して「酒を見ない」環境をつくることでした。
コンビニやスーパーに立ち寄ると、必ずといっていいほど酒コーナーが目に入ります。そこで欲求を刺激されるのが一番の落とし穴でした。だからこそ、買い物スタイルを思い切って変えたことが、断酒を続ける上での大きな助けになったのです。
宮古島では選択肢がなかった|僕は「イオン配達」一択
僕は沖縄県の宮古島に住んでいます。ここでは正直、宅配サービスの選択肢が多くありません。東京や大阪のようにOisixやAmazonフレッシュなどを使えるわけではなく、「イオンの配達」しか選択肢がなかったんです。
最初は「不便かな」と思っていました。でもやってみると意外にも快適で、むしろ断酒の大きな助けになっていきました。スマホやPCで必要なものを注文すれば翌日には玄関まで届く。
買い物に出かける必要がないので、酒コーナーに立ち寄ることがなくなり、「酒を目にしない生活」が実現できたのです。
イオン配達が断酒に役立った3つの理由
1. 酒コーナーに近づかないから飲酒欲求が減った
断酒中に一番怖いのは、日常の中で突然やってくる「ふとした飲酒欲求」です。僕の場合、そのトリガーはスーパーやコンビニでした。
買い物のついでに酒コーナーを通ったり、おつまみにぴったりなお惣菜を目にすると、「今日はちょっとだけなら…」と心が揺らいでしまう。断酒を志しても、この誘惑には何度も負けてきました。
しかし、配達サービスを利用するようになってからは、酒を目にする機会がほぼゼロに。それだけで飲酒欲求は格段に減りました。「見ないこと」がこれほどまでに効果的なのかと実感しています。
実際の店舗では商品の並びや漂う匂いが欲求を刺激することもあります。その点、ネット注文はそうした誘惑を避けられるため、断酒環境づくりの方法としてとても有効だと思います。
2. 必要なものしか頼まない=無駄買い防止
配達サービスの良いところは、欲しいものだけを事前にリストアップして注文できる点です。店舗で買い物をすると、つい「安売りしてるから」「新商品が気になるから」と余計な買い物をしてしまいがち。お菓子やつまみ、ジュース…そしてお酒。
でも配達なら余計な誘惑がないので、結果的に無駄買いが減りました。これは財布にも健康にもプラスです。実際、僕は飲酒をやめて酒代が浮いただけでなく、衝動買いも減ったことで毎月数千円以上の節約になっています。
3. 自炊中心の生活で体調が安定
外食もほとんど行かなくなり、食事は自然と自炊中心に。これがまた断酒にプラスの効果をもたらしました。味付けも油の量も自分で調整できるので、暴飲暴食が減り、体調が安定してきます。
飲酒時代は「酒を飲むから味付け濃いめ」「飲んだあとに締めでラーメン」なんて生活をしていましたが、それがなくなっただけでも体が軽くなった実感があります。
そして何より、断酒と自炊の相乗効果で睡眠の質まで良くなりました。夜中に目覚めることが減り、朝の目覚めも快適。これは配達生活で自炊習慣が根付いたからこそだと思います。
完璧じゃなくてもいい|月1のご褒美はOK
もちろん、僕も完璧にストイックな生活をしているわけではありません。月に1回くらいはマクドナルドやピザを頼んで楽しんでいます。
ここで大事なのは「自分でルールを決めて、ご褒美を許す」ということ。断酒生活は長期戦です。完璧に制限してしまうと反動でリバウンドする可能性もあるので、計画的に息抜きを取り入れた方が結果的に続けやすいのです。
僕にとって月1マックは小さな楽しみであり、「それ以外は自炊と配達オンリーで過ごす」というメリハリをつくる役割を果たしています。
まとめ|断酒を続けるには“酒を見ない環境づくり”が近道
断酒を成功させるカギは意志の強さではなく、環境をどう整えるかにあります。特に「酒を見ない」買い物習慣をつくることは、飲酒欲求を減らすうえで非常に効果的でした。
- 酒コーナーを避けることで欲求が減る
- 余計な買い物をしないから節約になる
- 自炊習慣が身について体調も安定する
僕にとっては配達サービスを利用して買い物スタイルを変えたことが、断酒を支える大きな力になりました。これから断酒を考えている方も、まずは「酒を見ない環境づくり」を意識してみてください。それだけで断酒がぐっと楽になりますよ。