禁酒・断酒

断酒と家計改善はセットが最強!お金が貯まる・心が整う相乗効果と具体的な方法

炊き技カレー

「また、やってしまった…」

月末、通帳の残高を見てはため息をつき、夜には現実逃避のようにお酒を飲む。そんな負のループにどっぷり浸かっていたのは、ほんの数年前の私です。

「お金が貯まらないのは、収入が低いからだ」 「付き合いでお酒は断れない。ストレス解消にも必要だ」

そう自分に言い訳をして、根本的な問題から目をそらし続けていました。あなたも、かつての私と同じような悩みを抱えていませんか?

この記事は、「お金を貯めたい」「お酒をやめたい」と願いながらも、なかなか一歩を踏み出せずにいるあなたのために書きました。

断酒と家計改善。一見すると別々の課題に見えますが、実はこの2つは深く、深く、つながっています。そして、別々に取り組むよりも「セット」で実践する方が、驚くほどスムーズに、そして確実に成果が出るのです。

私自身、この「セット運用」に気づいてから、人生が好転しました。年間で100万円以上の貯蓄に成功し、心身ともに健康を取り戻し、何よりも「自分をコントロールできている」という自信が、日々の生活を豊かにしてくれています。

この記事では、私のリアルな体験談をもとに、

  • 断酒と家計改善の具体的な相乗効果
  • 今日から始められる実践的なステップ
  • モチベーションを維持し、挫折を防ぐためのヒント

これらを余すところなくお伝えします。少し長い記事になりますが、読み終える頃には、あなたの目の前の霧が晴れ、具体的な行動計画が見えているはずです。ぜひ、最後までお付き合いください。

記事を読む時間がない方は、こちらの動画をどうぞ。この記事の要点を、二人の会話形式で分かりやすく解説しました。👇

第1章:なぜ「断酒」と「家計改善」はセットで考えるべきなのか?

断酒と家計改善は「車の両輪」

まず、最も重要な考え方からお伝えします。断酒と家計改善は、どちらか一方が欠けていては前に進まない「車の両輪」のような関係です。

家計改善だけに取り組む場合

多くの人がまず家計簿をつけ始めますが、日々のストレスからお酒に手を出してしまうと、「これくらいはいいか」と浪費が始まり、計画は簡単に崩壊します。ストレス起点の出費は、家計改善における最大の敵なのです。

断酒だけに取り組む場合

一方、ただお酒を我慢するだけでは、その反動で別のもの(高価な趣味、ギャンブル、買い物など)にお金を使ってしまい、結局、家計は火の車のまま、というケースも少なくありません。

また、節約できた金額が可視化されないと、断酒を続けるモチベーションも湧きにくいのです。

この2つを同時に進めることで、「断酒によって生まれたお金」が家計改善の成果として明確に見える化され、その成果が「さらなる断酒へのモチベーション」となる、強力な好循環が生まれます。

炊き沢カレー
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僕も昔は「節約だけ」「断酒だけ」と片方ずつ挑戦しては挫折の繰り返しでした。この2つは一心同体。どちらか一方では、バランスを崩してすぐに倒れてしまうんです。セットで考える、これが全ての始まりでしたね。

第2章:【衝撃の事実】断酒がもたらす絶大な家計改善効果

「酒代なんて、たかが知れている」と思っていませんか? かつての私もそうでした。しかし、その考えがいかに甘いかを、私は身をもって知ることになります。断酒は、あなたが想像する以上に、強力な家計改善インパクトを持っています。

① 直接的な出費:まずは酒代を計算してみよう

まずは、目に見えやすい「直接的なお酒代」から計算してみましょう。

例:毎晩500円のビール系飲料を2本飲むAさんの場合

  • 1日あたり:500円 × 2本 = 1,000円
  • 1ヶ月あたり:1,000円 × 30日 = 30,000円
  • 1年あたり:30,000円 × 12ヶ月 = 360,000円
  • 10年あたり:3,600,000円

いかがでしょうか。年間36万円。これは、ちょっとしたボーナスに匹敵する金額です。10年続ければ、新車のコンパクトカーが買えてしまうほどの金額になります。

もし、これが週末の外飲みだとしたら、さらに金額は跳ね上がります。1回5,000円の飲み会に週1回参加するだけでも、月に20,000円、年間で240,000円です。これに毎日の晩酌が加われば、あっという間に年間50万円を超える出費となります。

この**「数字の威力」**に気づくことが、断酒への第一歩です。

② 周辺支出:飲酒が誘発する「見えない浪費」の正体

しかし、本当に恐ろしいのは、お酒そのものの値段ではありません。飲酒に付随して発生する**「周辺支出」**です。これこそが、あなたの財布を蝕む真の敵かもしれません。

  • おつまみ・締めの一杯:お酒を飲んでいると、ついおつまみやスナック菓子に手が伸びます。外で飲めば「締めのラーメン」、家で飲んでも「締めのカップ麺やアイス」など、数百円の出費が積み重なります。
  • タクシー代:飲み会で終電を逃し、数千円のタクシー代を払った経験はありませんか? あれが月に1回あるだけで、年間数万円の損失です。
  • コンビニでの無駄遣い:ほろ酔い気分でコンビニに寄ると、判断力が鈍り、必要のない雑誌やお菓子、飲み物までカゴに入れてしまいがちです。
  • 翌日の不調による出費:二日酔いで朝食を作る気力がなく、コンビニ弁当や外食で済ませる。体調不良で仕事のパフォーマンスが落ち、残業が増える(あるいは評価が下がる)。これも立派なコストです。
  • 健康関連グッズ:飲み過ぎた翌日のために、栄養ドリンクや胃腸薬、ウコンの力を常備していませんか? これらも積もり積もれば大きな金額になります。

これらの「見えない浪費」は、合計すると酒代そのものを上回るケースも珍しくありません。断酒は、これらの浪費の源流を断ち切る、最も効果的な方法なのです。

③ 機会損失:二日酔いが奪う「時間」と「信用」という名の資産

金銭的な損失以上に深刻なのが**「機会損失」**です。二日酔いの気だるい頭では、有益な活動は何もできません。

  • 休日の浪費:せっかくの休日を、頭痛と吐き気で一日中寝て過ごす。家族サービスも、自己投資(読書や勉強)も、趣味の時間も、すべて失われます。この失われた時間の価値は、お金には換算できません。
  • 生産性の低下:平日の飲酒は、翌日の仕事のパフォーマンスを著しく低下させます。集中力が続かず、ミスが増え、創造的なアイデアも浮かびません。これは昇進や昇給の機会を逃し、長期的に見れば大きな収入減につながります。
  • 自己管理能力への不信:二日酔いで遅刻したり、大事な約束を忘れたりすれば、周囲からの信用は失墜します。何より、「自分はなんて意志が弱いんだ」という自己嫌悪に陥り、自己肯定感が下がってしまいます。

お金はまた稼げるかもしれませんが、失った時間と信用を取り戻すのは容易ではありません。断酒は、これらの最も大切な資産を守るための「防衛策」でもあるのです。

炊き沢カレー
炊き沢カレー

僕が一番驚いたのは、〆のラーメンやタクシーなどの代金。計算したら酒代と同じくらい使っていて愕然としました。

第3章:【逆転の発想】家計改善が断酒の強力なサポーターになる理由

断酒が家計を助けることは、直感的に理解しやすいかもしれません。しかし、その逆、**「家計改善が断酒を助ける」**という視点を持つことが、成功の鍵を握ります。

①「見える化」の魔法:家計簿が教えてくれる不都合な真実

家計簿をつける最大の目的は、お金の流れを「見える化」することです。そして、これが断酒において絶大な効果を発揮します。

家計簿アプリやノートに、「食費(酒代)」という項目を作ってみてください。そして、1ヶ月間、正直に記録をつけ続けるのです。月末にその合計額を見たとき、多くの人は衝撃を受けるでしょう。

「こんなに使っていたのか…」

この、数字として突きつけられた「不都合な真実」は、どんな精神論よりも強力に、あなたの心に働きかけます。「もう、こんな無駄遣いはやめよう」という決意は、この客観的な事実認識から生まれるのです。ただ闇雲に我慢するのではなく、「これだけの金額をドブに捨てている」という事実が、飲酒欲求に対する強力なブレーキとなります。

② 節約意識の強化:「これを飲んだら、〇〇が買えなくなる」思考

家計改善を進めると、自然と「節約意識」が高まります。そして、この意識が断酒を後押しします。

例えば、あなたが「最新のパソコンが欲しい」「家族で沖縄旅行に行きたい」という目標を立てたとします。その目標達成のために、毎月3万円の貯金が必要だと計画したとしましょう。

その時、目の前にビールがあると、あなたの頭には新しい思考回路が生まれます。

「このビール2本(1,000円)を我慢すれば、目標達成に近づく」 「今日の飲み会(5,000円)を断れば、旅行先で美味しいものが食べられる」

このように、飲酒という目先の快楽と、将来の大きな楽しみを天秤にかけることができるようになります。人間は、何かを得る喜びよりも、何かを失う苦痛を避けたい生き物です(プロスペクト理論)。「飲酒=目標達成の機会を失うこと」と脳が認識し始めると、飲酒欲求は自然と薄れていくのです。

③ 未来への投資:健康維持が最大の節約だと気づく

家計改善を突き詰めると、最終的には「健康への投資」という考えに行き着きます。なぜなら、**人生最大のコストは「医療費」**だからです。

長期的な飲酒は、肝臓疾患、高血圧、糖尿病、がんなど、さまざまな生活習慣病のリスクを高めます。これらの病気にかかれば、通院費、薬代、場合によっては高額な手術費や入院費が必要になります。働けなくなれば、収入も途絶えてしまいます。

断酒によって浮いたお金を、ただ貯金するだけではありません。その一部を、

  • 栄養バランスの取れた食事(自炊)
  • 適度な運動(ジムの会費、ランニングシューズ)
  • 質の高い睡眠(寝具の購入)

といった**「健康への投資」**に回すのです。これは、将来発生するであろう莫大な医療費を未然に防ぐ、最も賢いお金の使い方と言えます。この視点を持つと、断酒はもはや「我慢」ではなく、「将来の自分と家族を守るための、合理的で前向きな選択」に変わります。

炊き沢カレー
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家計簿で酒代が見えた瞬間の衝撃は忘れません。「このお金があれば…」と考えたら、飲酒が怖くなりました。

第4章:【実践編】私が試した断酒×家計改善「セット運用」の具体的なステップ

理論は分かった。では、具体的に何から始めればいいのか? ここでは、私が実際に試して効果があった「セット運用」の具体的なステップをご紹介します。

STEP1:現状把握 – すべては「知る」ことから始まる

何事も、まずは現在地を知ることがスタートです。断酒と家計、両方の現状を客観的に把握しましょう。

  • 断酒ログをつける:カレンダーアプリや手帳に、お酒を飲まなかった日に印(〇など)をつけるだけです。

    最初は飲んでしまった日が多くても構いません。まずは記録する習慣をつけましょう。「連続〇日」と記録できるアプリ(例:『Sober Time』など)もモチベーションになります。
  • 家計簿をつける:1ヶ月間、レシートをすべて保管し、週末にまとめて入力するなど、無理のない範囲で始めましょう。

    家計簿アプリ(例:『マネーフォワード ME』、『Zaim』など)を使えば、クレジットカードや銀行口座と連携できて便利です。重要なのは「酒代」を独立した項目として記録することです。

この2つの記録を同時に始めることで、断酒日数と節約額の相関関係が見えてきます。

STEP2:支出の最適化 – 「聖域なき」見直し

家計改善の王道は、支出を「固定費」と「変動費」に分けて考えることです。断酒によって心と時間に余裕が生まれると、面倒な見直し作業にも取り組む気力が湧いてきます。

  • 固定費の削減:家賃、水道光熱費、通信費、保険料、サブスクリプションサービスなど、毎月決まって出ていくお金です。

    特に通信費(スマホのプラン見直し)と保険の見直しは効果が大きく、一度見直せば節約効果がずっと続きます。浮いた数千円、数万円は、断酒のモチベーションをさらに高めてくれます。
  • 変動費のコントロール(自炊のすすめ):食費、交際費、趣味娯楽費など、月によって変動する支出です。

    ここで最も効果的なのが**「自炊」**です。外食や中食(惣菜・弁当)を減らして自炊に切り替えるだけで、食費は劇的に改善します。

    断酒をすると夕食後の時間が自由になるため、料理に取り組む余裕も生まれます。栄養バランスも整い、健康と家計のW改善が期待できます。最初は簡単な鍋物や炒め物からで十分です。

STEP3:代替行動の発見 – 飲酒欲求を健全に乗りこなす

お酒を飲んでいた時間を、別の何かで埋める必要があります。これを「代替行動」と呼びます。ポイントは、無料または低コストで、心と体が満たされる習慣を見つけることです。

  • 運動習慣:ウォーキング、ジョギング、自宅での筋トレやヨガなど。汗を流す爽快感は、アルコールによる高揚感の素晴らしい代替品になります。心身がリフレッシュされ、睡眠の質も向上します。
  • 入浴:シャワーで済ませず、ゆっくりと湯船に浸かる習慣をつけましょう。リラックス効果が高く、一日の疲れを癒してくれます。少し良い入浴剤を使ってみるのも、ささやかな贅沢としておすすめです。
  • 読書・学習:飲み代が浮いた分で、読みたかった本を買う、資格取得の勉強を始めるなど、自己投資に時間を使うのも素晴らしい代替行動です。知的好奇心を満たすことは、自己肯定感を高めます。
  • 趣味に没頭する:映画鑑賞、音楽、プラモデル作り、ガーデニングなど、何でも構いません。時間を忘れて没頭できることを見つけましょう。

大切なのは、「飲みたい」という欲求が湧いてきたときに、「じゃあ代わりに〇〇しよう」とすぐに行動を切り替えられる選択肢を複数持っておくことです。

炊き沢カレー
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僕にとっての代替行動は「湯船」と「読書」でした。飲みたい気持ちが湧いたら、すぐにお風呂を沸かす。お酒を飲んでいた時間を、自分の成長と癒やしの時間に変えるのがコツですね。

第5章:モチベーションを維持し、挫折を防ぐためのヒント

断酒も家計改善も、継続が最も難しい課題です。ここでは、モチベーションを維持し、挫折の危機を乗り越えるための具体的なヒントをお伝えします。

① 「見える化」で達成感を最大化する

STEP1で始めた記録を、今度は「達成感」につなげましょう。

  • グラフ化する:ExcelやGoogleスプレッドシートを使い、「断酒継続日数」の折れ線グラフと、「累計節約金額」の棒グラフを作成してみましょう。

    右肩上がりに伸びていくグラフを見るのは、何よりの快感です。これがゲーム感覚になり、継続の大きな力となります。
  • 目標を小刻みに設定する:いきなり「1年間断酒する」ではなく、「まずは3日」「次は1週間」「1ヶ月達成したら、浮いたお金で美味しいものを食べる」といったように、小さな目標とご褒美を設定します。成功体験を積み重ねることが、自信につながります。

② 周囲との付き合い方と断り方のコツ

社会生活を送る上で、飲み会の誘いは避けられない場合があります。ここでスマートに対応できるかどうかが、継続の分かれ道です。

  • 正直に、しかし前向きに伝える:「医者に止められてて」「最近、体質に合わなくなって」「今、健康管理にハマってるんだ」など、相手を不快にさせない断り方をいくつか用意しておきましょう。「お金がないから」は角が立つ場合があるので避けた方が無難です。
  • ノンアルコールで楽しむ:最近はノンアルコールビールのクオリティも非常に高いです。乾杯だけ付き合い、あとはウーロン茶やノンアルカクテルで過ごすのも一つの手です。「飲まなくても楽しめる自分」を発見できると、大きな自信になります。
  • 一次会で帰る:どうしても断れない場合は、「一次会だけ参加して、二次会には行かない」と決めておきましょう。だらだらと飲み続けるのが、最もお金と時間を浪費するからです。

③ もし、また飲んでしまったら?挫折しないための考え方

どんなに固く決意しても、ふとした瞬間に飲んでしまうことはあります。私も経験しました。ここで最もやってはいけないのが、「もうダメだ」とすべてを諦めてしまうことです。

  • 0か100かで考えない:1日飲んでしまっても、それまでの努力がゼロになるわけではありません。今日まで10日間断酒できていたなら、それは「10勝1敗」です。素晴らしい成績です。自分を責めず、「明日からまたリセットしよう」と気持ちを切り替えることが大切です。
  • なぜ飲んでしまったか分析する:感情的に落ち込むのではなく、冷静に原因を分析しましょう。「強いストレスがあった」「特定の友人と会った時だった」など、自分の飲酒トリガー(きっかけ)が見えてくれば、次からの対策が立てられます。失敗は、次なる成功のための貴重なデータなのです。
炊き沢カレー
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僕もスリップ(再飲酒)した経験があります。その時、自分を責めずに「なぜ飲んだ?」と分析したのが大きかった。完璧じゃなくていいんです。失敗はデータ。そう思えたら、すごく楽になりました。ゼロか百か思考は捨てましょう!

第6章:1年後のリアルな変化|私が手に入れた3つの安定

断酒と家計改善のセット運用を始めて1年。私の生活には、お金以上の、価値ある変化が訪れました。それは「3つの安定」です。

① 体調の安定:驚くほど体が軽くなり、朝が快適に

まず、圧倒的に体調が良くなりました。

  • 睡眠の質の向上:寝つきが良くなり、朝、スッキリと目覚められるようになりました。アルコールによる浅い眠りがいかに体を疲れさせていたかを痛感します。
  • 体重の減少と肌質の改善:無駄なカロリー摂取がなくなり、自然と体重が7kg落ちました。むくみが取れ、肌の調子も良くなり、実年齢より若く見られることが増えました。
  • 気力・体力の充実:二日酔いのない朝は、気力に満ち溢れています。休日も朝から活動的に過ごせるようになり、人生の密度が濃くなったように感じます。

② 財布の安定:年間100万円以上の貯蓄増!

次に、当然ながら経済的な安定です。 私の場合は、毎日の晩酌代、週末の外飲み代、それに伴う周辺支出を合計すると、月平均で約8万5千円、年間で102万円ものお金がお酒関連に消えていました。

このお金が、まるまる貯蓄や投資に回せるようになったのです。NISAやiDeCoといった制度を活用し、将来のための資産形成も本格的にスタートできました。「お金がない」という口癖は、いつしか「このお金で何をしようか」という前向きな悩みに変わりました。

③ 心の安定:「飲まない方がラク」という境地と自己肯定感の向上

そして、最も大きな変化が「心の安定」です。

  • 罪悪感からの解放:「また飲んでしまった」「また無駄遣いした」という自己嫌悪から解放されたことは、想像以上に大きな安らぎをもたらしました。
  • 自己肯定感の向上:「自分で自分の人生をコントロールできている」という感覚は、何物にも代えがたい自信になります。この自信は、仕事や人間関係にも良い影響を与えてくれます。
  • 「飲まない方がラク」という実感:断酒を始めた頃は「我慢」でしたが、今では心から「飲まない方がラクだ」と感じています。二日酔いの苦しさ、お金を失う後悔、時間を無駄にする虚しさ。それらがない生活は、驚くほど快適で、穏やかなのです。
炊き沢カレー
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お金が貯まったのはもちろん嬉しいですが、一番の収穫は「心の安定」でした。「自分はやればできる」という自信が、すべての土台になった気がします。「飲まない方がラク、使わない方が残る」この境地に至ると、人生は本当に快適ですよ。

まとめ:次はあなたの番です

ここまで、私の体験をもとに「断酒と家計改善のセット運用」について、その効果と具体的な方法を解説してきました。

お酒と浪費の無限ループ。それは、あなたの意志が弱いからではありません。ただ、正しいアプローチを知らなかっただけなのです。

断酒は、家計改善という明確な「ご褒美」があるから続けられる。 家計改善は、断酒によって得られた「冷静な判断力」と「心の余裕」があるから成功する。

この2つは、互いを支え合い、高め合う、最強のパートナーです。

もし、かつての私と同じように、今の生活に悩み、変わりたいと心から願っているのなら、ぜひ今日から、小さな一歩を踏み出してみてください。

まずは、今夜飲むはずだったお酒を1本だけやめて、その金額を貯金箱に入れてみる。そして、カレンダーに一つ、印をつけてみる。

その小さな一歩が、1年後、あなたの人生を劇的に変える、すべての始まりになるはずです。この記事が、あなたの再スタートのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

応援しています。


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50代、再起動中。

この記事の執筆者|炊き技カレー

人生折り返し地点からのチャレンジ。

沖縄の宮古島で働く50代が、本気で断酒・ダイエット・資産づくりに取り組みながら、毎日を更新中。

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