副業でやる気と成果を出す秘訣は“自分の機嫌を取る”ことだった

副業やブログは、走り続けるエンジンみたいなもの。
戦略やノウハウはガソリン。でも「心のOS」が不調だと、途中で止まってしまうんです。
僕はその答えを、スポーツドクター・辻秀一さんの動画から見つけました。
辻さんが語る「ご機嫌マネジメント」は、単なるポジティブ思考ではありません。心を無理に上げるのではなく、自然体でいながら集中し、パフォーマンスの質を高める「フロー状態」に導く実践知です。特に副業を始めたばかりの50代にとって、この“心の整え方”は最大の武器になります。
この記事を読めば、自分の不機嫌に振り回されず、「続ける力」を取り戻せます。副業が続かない原因は、自分の甘さでも、才能のなさでもない。たいていは“心のWi-Fi”が切れてるだけなんです。
この記事は、こんな方におすすめです:
- 副業を始めたけど続かない50代
- 人間関係や会社のストレスでやる気が落ちる人
- 「やるべきこと」があるのに集中できない、感情に振り回されている人
結論:まずやるべきことは、自分の機嫌を取る練習です。
今日から「ご機嫌を保つ技術」を習得し、静かで強いメンタルを武器に、副業という“終わらない試合”に挑みましょう。
▼副業や仕事を続ける上で欠かせない「ご機嫌マネジメント」とは?
ご機嫌でいられないと、副業は続かない
副業を始めて数ヶ月。最初はやる気もあって、「よし、これで稼げるようになろう!」と意気込んでいました。
でも、平日の仕事が忙しかったり、思うように成果が出なかったりすると、気持ちはどんどん沈んでいく。そして、やるべき作業を前にして、手が止まる……。
この「止まる現象」の正体が何なのか、僕はずっと分からずにいました。
でも、辻秀一さんの話を聞いて、腑に落ちたんです。
「不機嫌なまま、気合いと根性で頑張る人生は、質が悪い」
まさにこれでした。僕は「不機嫌のまま戦おうとしていた」のです。
“フロー”で働くことは、50代にも必要なスキル
動画の中で辻さんは、こう語っていました。
「ご機嫌でいることは、スキルです。そして、フロー状態でいることが仕事の質を決める。」
“フロー”とは時間を忘れるほど何かに集中して、心地よく没頭している状態のこと。
この言葉を聞いたとき、「これって僕の副業にもそのまま当てはまる」と感じました。副業をやっていると、自分の心の揺れがダイレクトに作業に出ます。
たとえば、ブログを書くときも、機嫌がいいと筆が進む。でもイライラしてる日は、言葉が全然出てこない。つまり、僕がまず整えるべきだったのは「ライティングスキル」じゃなくて、「心の状態」だったんですね。
ご機嫌を保つ3つの基本技術
辻さんが紹介していた「ご機嫌マネジメント」の基本ステップは、次の3つです
- 自分の感情にきづく(客観視する)
- ご機嫌の“価値”を明確にする
- 「今ここ自分」と唱える
各項目の詳しい解説(僕が実践していること)
各項目の詳しい解説(実践ステップ)
1. 自分の感情に気づく(客観視する)
イライラしてるとき、自分で気づけてますか?
僕は気づかずに「行動に移せない」「進まない」ことだけを責めていました。でも、それは感情が乱れていたから。
① 感情を“実況”する習慣をつける
- 自分の中に生じている感情に対して
→ 「今、不安だな」「ちょっとイライラしてるな」「がっかりしてるな」などと心の中で実況する(言葉にする)。 - これによって、感情を“溜め込む”でも“無視する”でもなく、客観視することが可能になる。
🧠 ポイント:
感情はあっていいもの。気づけずに無視すると、無意識にパフォーマンスを下げたり、人間関係に悪影響が出る。
② 日常の中で感情リストを書き出してみる
- 「嬉しい」「悔しい」「照れる」「不安」「焦る」「落ち着く」など、自分の感情を名詞や形容詞ではなく、“気持ちの言葉”で表現。
- 例:
❌「疲れた」「休みたい」→ それは状態や要求
✅「イライラする」「孤独を感じる」→ 感情
💡動画の中では「感情を言語化できない大人」が多いとされ、「ボーナスもらった=感情」と勘違いする人も多いと紹介されていました。
③ ネガティブな感情も否定しない
- 「落ち込んでるな」「焦ってるな」とそのまま受け入れるだけで、感情が少し落ち着いていく。
- 感情に気づく=“処理”ではなく“存在を認める”こと。
🎯目的は、「ポジティブに変える」ことではなく、「感情を扱える自分になる」こと。
④「今ここ自分」とつぶやく習慣を持つ
感情が乱れている時は、たいてい過去や未来への思考に囚われている状態(タイムワンダリング)。
- 「今ここ自分」とつぶやくことで、現在の自分の状態に意識を戻す=感情の客観視が可能になる。
📝まとめ(実践ステップ)
ステップ | 内容 | 目的 |
---|---|---|
① 感情を実況する | 「今、不安」「今、焦ってる」と口に出す/書き出す | 客観視・自己認識 |
② 感情リストを作る | 「嬉しい」「緊張」「ワクワク」など、感情の言語化練習 | 言語能力の向上と習慣化 |
③ 否定しない | ネガティブな感情も「OK」とする | 感情を抑圧せず処理できる |
④ 「今ここ自分」と唱える | 囚われを断ち、“今”の自分に立ち返る | 冷静な自己制御 |
2. ご機嫌の“価値”を明確にする
辻さんの話でハッとしたのが、「ご機嫌を携帯電話ぐらい大事なものとして扱ってますか?」という問いかけ。
僕らはスマホは落とさないようにするのに、機嫌は簡単に手放してしまう。
僕もそうでした。だから、ノートに「ご機嫌でいるとどうなるか?」を毎日書いてみたんです。
・ブログ記事がスラスラ書ける
・読者に伝わる文章になる
・作業が終わった後に達成感がある
・夜ぐっすり眠れる
……そうやって、自分の“ご機嫌の価値”を見える化したら、気持ちが乱れそうなときに戻れるようになりました。
ご機嫌の“価値”を明確にする実践ステップ
① 「不機嫌だと何が損か?」を書き出す
- 例:仕事のパフォーマンスが下がる、人に当たる、集中力が落ちる
- 自分が不機嫌なときに起こる“デメリット”をリスト化してみる
→ ご機嫌のありがたみが浮き彫りになる
② 「ご機嫌だと得られるもの」を言語化する
- 例:副業がはかどる、人に優しくなれる、体の調子がいい
- ご機嫌な時に感じた“プラスの効果”を振り返ってみる
→ ご機嫌であることの「意味」が強く実感できる
③ 「なぜ、自分はご機嫌でいたいのか?」を問い直す
「その日の副業がうまくいくため」
- 「母との時間を穏やかに過ごしたいから」
- 「もう自己嫌悪に戻りたくないから」など
→ 自分だけの“ご機嫌の目的”をはっきりさせることで、継続の力になる
この3つをノートやメモアプリに書き出すことで、「ご機嫌=重要な資産」という意識が定着します。
3. 「今ここ自分」と唱える
僕が特に効果を感じたのが、この「今ここ自分」の思考法。
未来の不安や、過去の後悔に頭が行ったとき、「今ここ自分」と、深呼吸と一緒に小さくつぶやく。
それだけで、戻ってこれる。
記事を書いてるときでも、「あー反応悪かったらどうしよう」「読まれなかったら恥ずかしい」とか考えていたけど、
今ここで自分がやるべきは、ただ「書くこと」だけなんです。
「今ここ自分」と唱えるための実践ステップ
この技術は、気分のブレ(イライラ・不安・焦り)に気づいた瞬間、自分を“今この瞬間”に戻すための「メンタルリセットスイッチ」です。
✅ ステップ① 気づきをキャッチする
まず、「あ、今、心が乱れてるかも」と気づくことがスタート地点です。
こんなときがチャンス:
- 作業が進まない/やる気が落ちた
- SNSをムダに見ている
- 他人の言動でイラッとした
- 「どうせ無理」とネガティブ思考に傾いた
🔁 まず“感情のグラつき”を見つけたらチャンスだと捉える。
✅ ステップ② その場で立ち止まり「今ここ自分」と唱える
小さく、ゆっくり、呼吸と一緒に唱えます(心の中でも声に出してもOK)。
やり方:
- ゆっくり息を吐きながら:「今ここ」
- ゆっくり息を吸いながら:「自分」
これを30秒程度するだけで、「過去や未来の思考」から「現在の感覚」に戻ることができます。
✅ ステップ③ 五感で“今”を感じてみる
唱えたあと、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚のどれかに意識を向けてみましょう。
例:
- 視覚:「目の前の風景やPCの色に目を向ける」
- 聴覚:「エアコンや外の音に耳をすませる」
- 触覚:「イスに当たる背中、床に接してる足の裏に気づく」
- 味覚:「口の中にある味、残り香に気づく」
これが「今、ここ、自分」への回帰です。
✅ ステップ④ 行動を“1つ”だけ決めて着手
一瞬でも「今ここ」に戻れたら、小さなアクションを1つ選んで、即行動しましょう。
例:ブログ記事執筆のばあい
- 「まずはタイマー15分だけ書く」
- 「1個だけ画像を作る」
- 「このツイート1本だけ投稿する」
🎯 ポイントは“完璧”を目指さず、“1つだけやる”と決めること。
✅ ステップ⑤ 最後に「よし、戻ってこれた」と自分にひと言
ちょっとでも立て直せたら、自分をほめる声がけをしてあげましょう。
例:
- 「OK、自分、ちゃんと戻ってこれた」
- 「よし、よくやった!」
- 「切り替えられた俺、かっこいい(笑)」
🔁 これを繰り返すことで、「不機嫌→立て直す」が日常スキルに変わっていきます。
📝 まとめ:実践チェックリスト(朝・作業中・夜)
タイミング | チェックすること |
---|---|
朝 | ☑「今日は気分が乱れたら“今ここ自分”で戻るぞ」と宣言したか? |
作業中 | ☑ 気分の乱れに気づき「今ここ自分」と唱えたか? |
夜 | ☑ 1回でも「今ここ自分」でリセットできた場面を思い出せたか? |
副業が“続かない”のは、甘えじゃない。不機嫌のせいだった
50代になると、どうしても「年齢的に遅いかな」とか「若い人には敵わない」といった思考に囚われがちです。
でも、今回の動画で僕は、「ご機嫌でいられれば、どんな年齢でも可能性がある」と思えました。実際に僕はこの記事を書く前、2週間ほど副業の手が止まっていました。
でも、「まず心を整える」と意識を変えた途端、不思議と書くことが楽しくなってきたんです。
つまり、続けられないのは意志の弱さではなく、「心のOS(状態)」が乱れているから。
まず整えるのは、ツールでも戦略でもなく、自分の「ご機嫌」だったんです。
まとめ|副業という「終わらない試合」を戦うあなたへ
スラムダンクの名言「諦めたらそこで試合終了ですよ」を引き合いに出しながら、辻先生は「人生もビジネスも、試合のようなもの」と語っていました。
副業もそうです。結果はすぐには出ません。読まれない記事、売れない日々、自信を失いかける瞬間が、何度も何度もやってきます。
そんなとき、やるべきことはひとつ。
自分で自分の機嫌を取ること。
この記事を読んでくれたあなたも、ぜひ一度、ノートにこう書いてみてください。
- 今、どんな感情を感じてる?
- ご機嫌でいると、どんないいことがある?
- 「今ここ自分」に戻るにはどうしたらいい?
僕は今日もまた、そんな問いかけを繰り返しながら、副業という名の「自分との試合」を続けていこうと思います。
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