【断酒8ヶ月】50代が66万円・18kg減・転職成功を叶えた3つの習慣
男52歳、独身。断酒とダイエットのリスタートを切ってから、気がつけば8ヶ月(257日)が経過しました。
「酒をやめたいけれど、なかなか続かな
かつては私もそう思っていました。何度も「明日からやめる」と誓い、何度も挫折してきた過去があります。しかし今日、愛用している断酒アプリを開いて表示された数字を見て、改めて「継続は力なり」を実感しています。
今回は、断酒8ヶ月目に突入した現在の数字による成果、心境の変化、そしてなぜ続けられたのかについて正直に記録します。同じように断酒を考えている50代の方の参考になれば幸いです。
断酒257日の成果|数字が語る「やめてよかった」事実
まずは、愛用している断酒アプリ「禁酒マン」のスクリーンショットをご覧ください。これが私の257日間の戦果です。

- 禁酒時間: 257日
- 節約金額: 660,857円
- 控えたカロリー: 156,398kcal
- 体重の変化: -18.4kg(127.0kg → 108.6kg)
この数字を見るたびに、「やめてよかった」と心から思います。
66万円という金額の重み
特に驚くべきは「66万円」という節約金額です。
1日あたりに換算すると約2,570円。毎日これだけのお金を泡と消えさせていたのです。居酒屋で飲めば3,000〜5,000円、家飲みでも缶ビールにつまみを合わせれば2,000円は軽く超えていました。
かつては当たり前のように消えていたこのお金が、今は手元に残っています。
- NISAへの積立投資:毎月5万円
- iDeCoへの拠出:毎月2.3万円
- 新しいガジェットへの投資
- 将来の沖縄移住への貯蓄
年間に換算すれば約96万円。10年続ければ960万円。この金額があれば、人生の選択肢は確実に広がります。
「酒代がいかに家計を圧迫していたか」を、通帳の残高を見るたびに痛感しています。
15万キロカロリーの恐ろしさ
もう一つ見過ごせないのが、「156,398kcal」という数字です。
体脂肪1kgを燃焼させるには約7,200kcalが必要とされています。つまり、私が断酒によって摂取しなくなったカロリーは、理論上約21kg分の体脂肪に相当する計算です。
ご飯茶碗に換算すれば約650杯分。毎日お茶碗2.5杯分のご飯を余分に食べていたようなものです。
これだけのエネルギーを余分に摂取しなくなったのですから、体重が18kg以上落ちるのも納得です。
なぜ8ヶ月続けられたのか?|断酒成功の3つの要因
断酒に何度も失敗してきた私が、なぜ今回は8ヶ月も続けられているのか。振り返ってみると、3つの要因があったと思います。
要因1:「酒鬱」と「貯金ゼロ」のダブルパンチで限界に達した
健康診断の数値が悪かったことも一因ではありましたが、正直それだけでは断酒には至りませんでした。
本当のきっかけは、「酒鬱」のつらさがピークに達したことです。
飲んだ翌日の、あの重苦しい気分。体がだるく、何もやる気が起きず、自己嫌悪に沈む。「翌日苦しむことがわかっているのに、なぜまた飲んでしまうのか」そのバカバカしさと、やめられない自分への嫌悪感が限界に達していました。
そしてもう一つが、貯金がまったくない現実。50代にもなって貯蓄ゼロ。毎月の酒代が家計を圧迫し、将来への不安が募る一方。
酒鬱のつらさと、貯金がないつらさ。この2つが同時にピークに達したとき、ようやく「もう本当にやめなければ」と一念発起できたのです。
関連記事▶飲んだ後に後悔しない日は、本当に一日もなかった。絶望のループから抜け出した日のこと。
要因2:「空腹」を制する者が断酒を制する
断酒を始めてわかったことがあります。飲酒欲求の正体は、実は「空腹」であることが多いということです。
特に夕方。仕事が終わり、帰宅して一息つく時間帯。この「夕方の魔の時間」に飲酒欲求が最も高まります。
私の対処法はシンプルでした。夕飯を早めに食べて、空腹状態を作らない。
お腹が満たされていれば、不思議と「飲みたい」という衝動は弱まります。逆に、空腹のまま夜を迎えると、脳が「何か口に入れたい」と訴え、それが飲酒欲求に変換されてしまう。
「HALT」(空腹・怒り・孤独・疲労)という飲酒欲求のトリガーがありますが、私の場合は特に「H(Hungry=空腹)」が大きかったようです。
関連記事▶断酒が続かない理由は「HALT」にあった!飲酒欲求を抑える4つの対処法
要因3:「散歩」「甘いもの」「炭酸水」の三種の神器
唐突に襲ってくる飲酒欲求。夕飯を早めに食べていても、ふとした瞬間に「飲みたい」という衝動が湧いてくることがあります。
そんなときに即効性があったのが「散歩」でした。
10分から20分、ただ外を歩くだけ。それだけで、飲酒欲求がスッと消えていくのです。体を動かすことで気分が切り替わり、「飲みたい」という感情がリセットされる。特別な運動ではなく、ただの散歩。これが私にとって最強の対処法でした。
そして、日常的に助けられたのが「甘いもの」と「炭酸水」です。
羊羹や和菓子など、甘いものを食べると満足感が得られ、「何か口に入れたい」という欲求が満たされます。炭酸水は喉越しの満足感があり、「ビールを飲んでいる」という感覚の代替になりました。
また、自炊を続けたことも大きかったと思います。外食やコンビニ弁当は味が濃く、どうしても「酒が欲しくなる味付け」になりがち。自炊なら味の濃さをコントロールでき、飲酒欲求を刺激しない食事が作れます。
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8ヶ月間で一番キツかった瞬間
順調に続いているように見える断酒生活ですが、正直に言えば何度か危機的な瞬間がありました。
4ヶ月目の「仕事ストレスからの強烈な欲求」
最初の1〜3ヶ月は苦しい戦いでしたが、気合いで乗り越えられました。危なかったのは4ヶ月目。
「もう酒なしでやっていける」と油断し始めた頃、仕事中にふと湧いた不安感がトリガーになりました。「今やっている業務が片付いても、また次の難題がやってくる」そう考えた瞬間、胸の奥が重くなり、強烈な飲酒欲求が襲ってきたのです。
「今すぐ酒で気持ちをかき消したい」
この衝動をどうかわしたか。まず深呼吸で間を作り、急いで帰宅して環境を変えました。そしてドライいちじくを食べ、炭酸水をがぶ飲み。最後に夕飯を食べると、飲酒欲求は完全に消えていました。
この経験から学んだのは、「飲酒欲求は夕飯まで持たせれば消える」ということ。欲求は”消す”のではなく、”やり過ごせば自然に消える”のです。
▶関連記事:仕事のストレスがトリガーに|断酒4か月目に襲ってきた強烈な飲酒欲求とその対処法
宮古島の「飲み会文化」という逆風
私は現在、沖縄の宮古島で暮らしています。
宮古島といえば、泡盛。島の人々は本当によく飲みます。地域の集まり、職場の付き合い、友人との交流、あらゆる場面で酒がついてまわります。
さらに「オトーリ」という独自の飲酒文化があり、一つの杯を全員で回し、全員が同じだけ飲む。断ることのできない儀式のようなもので、保健所の調査では男性の67%が問題飲酒者というデータもあるほどです。
正直に言えば、宮古島は断酒にとって逆風でしかありません。
周囲が当たり前のように飲んでいる環境で、一人だけ飲まないことを貫くのは簡単ではありませんでした。「付き合い悪いな」と思われているかもしれない。そんな不安もありました。
ただ、回数を重ねるうちに気づいたことがあります。本当に大切な人間関係は、酒がなくても壊れないということ。逆に、酒がないと成り立たない関係は、そもそも深い関係ではなかったのかもしれません。
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8ヶ月目の心境:「我慢」から「無関心」へ
断酒を始めた当初の1〜3ヶ月目は、正直に言えば「戦い」でした。スーパーの酒売り場を通るたびに葛藤し、夕暮れ時になればソワソワしていました。
しかし、8ヶ月が経過した今、私の心境は大きく変化しました。
それは、「お酒に対して『無関心』になりつつある」ということです。
「飲みたいのを我慢している」のではなく、「そもそも飲む必要性を感じない」。
喉が渇けば炭酸水やゼロカロリーコーラで十分満足できます。シラフで過ごす夜の時間の長さ、翌朝の目覚めの良さを知ってしまった今、あえて自分から体調を崩しにいく理由が見つからないのです。
そして何より、あの酒鬱の苦しみをもう味わいたくないという気持ちが強い。飲んだ翌日の重苦しさ、自己嫌悪、何もできない無力感——あれを思い出すだけで、「飲まなくていい」という確信が強まります。
体調の変化と実感
127kgあった体重は108kg台まで落ち、体の変化を日々実感しています。
膝・腰への負担が激減
18kg減というのは、常に18kgのリュックを背負っていた状態から解放されたようなもの。階段の上り下りが楽になり、長時間歩いても膝が痛まなくなりました。
毎日の10〜20分の散歩も、体が軽くなったことで苦ではなくなりました。
睡眠の質が向上
酒を飲んで寝ると、深い睡眠が取れません。アルコールは入眠を助けるように見えて、実は睡眠の質を著しく下げます。
断酒後は、朝までぐっすり眠れるようになりました。目覚まし時計が鳴る前に自然と目が覚める。この感覚は、飲んでいた頃には味わえなかったものです。
フットワークが軽くなった
体が軽くなると、心も前向きになります。以前なら「面倒くさい」で済ませていたことも、今では「やってみよう」と思えるフットワークの軽さが戻ってきました。
ブログを書く、動画を作る、新しいことを学ぶ。これらの活動は、二日酔いの体では絶対にできなかったことです。
断酒がもたらした予想外の変化|転職と収入アップ
ここで、断酒とは直接関係ないようで、実は深く関係している話をさせてください。
先週、転職先が決まりました。収入も大幅にアップします。
以前の記事「なぜ酒をやめたら「会社と家を変える」決断ができたのか?」で書いた通り、断酒4ヶ月目に私は職場を辞める決断をしました。
酒をやめたことで頭がクリアになり、「このままの環境でいいのか」という違和感を無視できなくなったのです。ストレスの多い職場で働き続け、そのストレスを酒で紛らわす——その悪循環を断ち切りたかった。
そして8ヶ月目の今、ようやく転職先が決定しました。
お金の問題も解決に向かっている
断酒を始めた理由の一つが「貯金ゼロ」という現実でした。
8ヶ月で66万円の節約。これだけでも大きいですが、転職による収入アップが加われば、お金の問題は確実に解決に向かいます。
振り返ってみると、こんな流れでした。
- 酒鬱と貯金ゼロで限界に達する
- 断酒を決意、継続する
- 頭がクリアになり「環境を変えたい」と思い始める
- 4ヶ月目に退職を決断
- 転職活動を開始
- 8ヶ月目に転職先が決定
直接的には「断酒→転職」ではないかもしれません。でも、酒を飲み続けていたら、この決断はできなかったと断言できます。
二日酔いの頭で履歴書は書けない。酒鬱に沈んだ心で面接には臨めない。毎晩飲んでいた頃の私には、人生を変えるエネルギーがなかったのです。
断酒は「我慢」ではなく「人生を取り戻す行為」
断酒というと、多くの人は「好きなものを我慢する苦行」だと思うかもしれません。
でも、8ヶ月続けてきた今、私はこう思います。
断酒は「我慢」ではなく「人生を取り戻す行為」だと。
酒を飲んでいた頃の私は、酒に人生を奪われていました。お金も、時間も、健康も、決断力も。すべてが酒に吸い取られていた。
断酒は、それを取り戻す作業なのです。
これからの目標
これからの目標はシンプルです。
「このまま淡々と続けること」
特別なことをする必要はありません。今日1日飲まない。それを積み重ねるだけで、健康と資産は勝手に増えていきます。
新しい職場で、新しい収入で、新しい人生を歩んでいく。その土台を作ってくれたのは、間違いなく断酒でした。
10年後、62歳になった自分が「あの時やめてくれてありがとう」と言ってくれるように。
次のマイルストーンは1年(365日)。そこまで到達したら、また報告記事を書きます。
まとめ:50代からのリスタートは決して遅くない
断酒8ヶ月(257日)で得られたもの。
- 66万円の節約(年間約96万円ペース)
- 18kgの減量(127kg→108kg)
- 酒鬱からの解放
- 睡眠の質の向上
- フットワークの軽さ
- 「無関心」という最強の状態
- 転職決定、収入アップ
50代からのリスタートは、決して遅くありません。
むしろ、50代だからこそ「残りの人生をどう生きるか」を真剣に考えられる。体力も気力もまだある。今やめれば、60代・70代を健康に過ごせる可能性が高まる。
酒鬱のつらさ、貯金がない焦り——私はそこから這い上がりました。
この数字が、誰かの「やめるきっかけ」になれば幸いです。
