家で飲まない習慣が節酒のカギ|飲酒回数を減らすシンプルな方法

「家で飲まないだけで、こんなに変わるとは思わなかった」——これは、僕が実際に断酒を意識し始めたときにまず実感したことです。
断酒や節酒を志すとき、多くの人が「完全にやめる」「飲まない日を作る」という目標を立てます。けれど、もっとも手っ取り早く、しかも効果的な方法があるとしたら——それは「家で飲まない」と決めること。
なぜ「家で飲まない」だけで飲酒回数が減るのか
家で飲む習慣があると、どれだけ「今日はやめておこう」と思っても、冷蔵庫にビールがあれば気がつけばプシュッと開けているものです。酒の誘惑は、目の前にあるとほぼ100%勝てません。
つまり、「家で飲まない」とは、酒そのものを家から“遠ざける”という環境の工夫。これが思っている以上に強力です。
- 酒を買わない
- 冷蔵庫にビールを入れない
- 晩酌の代わりにノンアルや炭酸水を常備する
- テレビやSNSなど「飲みたくなるきっかけ」を避ける
これらを意識するだけで、習慣は大きく変わります。
「家で飲まない」を続けるためのコツ
ただし、習慣はすぐに崩れます。だからこそ、「どうやって続けるか」がカギです。ここでは、僕自身が実践して効果を感じた「継続のコツ」を紹介します。
① 家に酒を一切置かない
これは最重要です。冷蔵庫にビールがあるのに「今日は飲まない」と思うのは、ダイエット中にケーキを目の前に置いて「食べるな」と言うのと同じ。自分の意思を信用しないことが、逆に継続の近道です。
② 飲むのは「外だけ」とルール化する
完全に禁酒しなくてもいいんです。友人との会食、仕事の付き合いなど「外で飲むのはOK」と決めておくだけで、家飲みの頻度が劇的に減ります。
③ 代替ドリンクを用意しておく
ウィルキンソンの炭酸水や、ノンアルビール、ハーブティーなど、「飲んだ気」になれる代替品を常備しておくと、気持ちが落ち着きます。僕は夕食後に炭酸水を飲みながらゲームをするのが定番になっています。
④ 1週間の記録をつける
「今週、家で飲まなかった日:〇日」とカレンダーに書くだけでも自己肯定感が上がります。記録は嘘をつかないし、成功体験を積むきっかけになります。
「家飲みゼロ」で得られる意外なメリット
実際に僕が家飲みをやめて気づいたメリットをいくつか紹介します。
- 睡眠の質が改善:寝つきが良くなり、翌朝の目覚めもすっきり
- 食欲が安定:ダラダラつまみ食いがなくなる
- 体重が減る:僕は2週間で1.5kg減りました
- お金が減らない:缶ビール1本が積み重なると結構な金額に
- 「酒を飲まない自分」への自信がつく
無理に禁酒しなくてもいい。「家では飲まない」だけでいい
僕は以前、「今日もまた飲んでしまった…」と自己嫌悪に陥る毎日を送っていました。でも、完璧にやめようとするから続かない。そう気づいて、まず「家で飲まない」に切り替えたら、驚くほど楽になったんです。
外での飲み会をゼロにする必要はありません。むしろ、そこで楽しく飲めるならいいじゃないですか。
ただ、毎日家で惰性で飲む——これだけは、本当にあなたの生活から何も生みません。心も身体も、ゆっくりと蝕まれていきます。
まとめ|家飲みをやめれば、酒との付き合い方が変わる
節酒を始めたいなら、「家で飲まない」からスタートしてみてください。
家に酒を置かない、飲まない。これだけのことが、あなたの体、財布、心、すべてをじわじわと変えていきます。
無理なく、でも確実に、飲酒の回数を減らしていきたい方へ——
まずは今日、冷蔵庫のビールを捨てましょう。
それが、「変わる第一歩」です。
この記事は、節酒・断酒に取り組む50代男性のためのブログ『酒と脂肪は捨てて、金と自由を手に入れる!』より、炊き技カレーが実体験をもとにお届けしました。