iDeCoの満額投資の次はNISAを使え!――普通の人が誤らない資産形成の順番

「iDeCoとNISA、結局どっちを先にやるべきなの?」という疑問に、かつての僕も悩んでいました。
2024年からつみたてNISAでS&P500の積み立てを始めたものの、同時に日本の個別株も「なんとなくの勘」で売買してしまっていました。結果は…当然うまくいかない。得たのは後悔と無駄な時間だけでした。
そんな中、僕は『普通の人が資産運用で99点をとる方法』という神記事に出会い、考えが一変しました。
結論:「サラリーマンはまずiDeCo一択」で間違いありません。
この記事では、なぜiDeCoを優先し、次にNISAを使うべきか、その根拠を実体験を交えてわかりやすく解説していきます。
iDeCoとNISAの違いをさくっとおさえよう
比較項目 | iDeCo | 新NISA |
---|---|---|
引き出し | 60歳まで不可 | いつでも可能 |
所得控除 | あり(節税効果大) | なし |
投資益への課税 | 非課税 | 非課税 |
年間投資枠(2025年5月現在) | 上限14.4万円~27.6万円(職種による) | 年間360万円(つみたて+成長) |
向いている人 | 安定収入のあるサラリーマン | 流動性を保ちたい人 |
iDeCoを優先すべき3つの理由
① 税金が戻ってくる=実質利回りが爆上がり
iDeCoは「掛け金が全額所得控除」。これはつまり、毎月の給与から天引きされていた税金の一部が戻ってくるということ。例えば所得税と住民税の合計が20%なら、毎月2万円積み立てれば年間4万8000円が返ってくる感覚です。
② 引き出せないことがむしろメリット
「60歳まで引き出せない」という仕組みに最初は抵抗を感じるかもしれませんが、それが逆に“触らない貯金”として機能します。これほど強制力のある自己防衛策はありません。
③ 投資情報に振り回されなくなる
iDeCoで購入する商品は基本「ほったらかし」。一度、全世界株式やS&P500のインデックス投資に設定すれば、毎月自動で積み立てされます。情報収集や売買タイミングを気にする必要はありません。
iDeCo満額後、その次にやるべきは新NISA
iDeCoは「触れない守りの資産」。しかし、人生には急な出費や資金の必要が発生します。
そんな時こそ新NISAの出番です。
NISAの魅力は“流動性”
- 資産が必要になったらいつでも売却・引き出し可能
- 年間360万円の非課税枠で「つみたて+成長」両輪運用
- 投資商品もインデックスファンド中心でOK。iDeCoと同じ銘柄を使えば迷わない
役割分担がカギ
資産形成の役割 | 担当制度 |
長期で守る資産 | iDeCo |
柔軟に使える資産 | 新NISA |
このダブル運用こそが、普通の人にとってベストなバランスです。
実体験:この順番で、気持ちもお金も整った
僕自身、2024年はNISAから始めていたものの、なんとなく感覚で個別株に手を出してしまい、毎日株価を見ては一喜一憂していました。
でも『99点の方法』を読んでからは方向転換。2025年からはまずiDeCoを満額まで拠出。その後にNISAのつみたて枠でS&P500を自動積立に変更。
この変更が、想像以上に快適でした。
- 情報を追う時間がなくなり、心が穏やかに
- 自動で投資が進み、何もしなくてOK
- 毎年の節税で得した実感も強い
まさに「普通の人がするべき運用」とはこのことだと納得しています。
まとめ:普通の人には「順番」が命
結論:資産形成の優先順位は以下の通り
- iDeCo(節税+非課税+強制力)
- 新NISA(非課税+自由な引き出し)
- 特定口座(その後に使う)
この順番にすることで「税金・心理負担・運用効率」すべてにおいて最適化されます。
無理に知識を増やす必要も、日々の値動きに感情を振り回される必要もありません。まずはiDeCo満額。そして、余裕が出たらNISA。
それだけで、99点。
これが僕が実際にたどりついた「普通の人」のベストな資産形成のカタチです。