断酒4週間の変化|50代男性が感じたリアルな効果【体重・胃もたれ・目覚め】

「酒をやめると、人生が変わる」なんて言葉、信じられますか?
楽しみが減ってつまんない人生になりそうで不安だなー。と、思ったりもしました。でも、断酒を始めて4週間が経ち、少しずつ意識が変わってきた気がします。
断酒生活は決して楽ではありません。とくに最初の1〜2週間は、誘惑や習慣との戦いです。それでも1ヶ月近く続けてみると、「あれ?ちょっと違うぞ」と思える瞬間が増えてきました。
この記事では、僕が実際に断酒4週目で感じた身体の変化、メンタルの変化、生活スタイルの変化、人間関係のことをリアルに記録しています。
もしあなたが
・酒をやめたいけど自信がない
・今まさに断酒チャレンジ中
・1ヶ月の変化って本当にあるの?
という状態なら、この記事はきっと役に立ちます。
結論:「飲まない生活は、想像よりずっとラクで面白い」
そう言い切れる日が、あなたにもきっと来ます。
1. 身体の変化|体重は微減。でも“胃もたれゼロ”が最高
断酒して1ヶ月。まず数字で現れたのが体重。
体重:3.2kg減(127kg→123.8kg)
想像よりは緩やかな減り方でしたが、何より嬉しかったのは「朝の胃もたれ」が完全に消えたことです。
以前は朝ごはんが重くて食べられなかったり、なんとなくムカムカしていたり。でも今は、起きたらすっとお腹が空いている。これは想像以上の快適さでした。
ちなみに「胃もたれ」とは、胃の動きが悪くなり、消化不良や不快感が続く状態。アルコールは胃酸の分泌を乱し、胃の粘膜を荒らすことで、この症状を引き起こしやすいと言われています。
睡眠の質も日によって波はありますが、週に数回「しっかり寝た」という感覚があり、腸内環境も好調(快便)。断酒は“内側”の調子を整えるという実感があります。
2. メンタルの変化|「飲みたい」が出なくなる場所を知る
飲酒欲求、すべてが消えるわけじゃありません。
でも、「どこで出るか」「どんなときに出るか」がだんだん分かってきました。たとえば──
- 自宅ではほぼゼロ
- 外出先や週末、疲れた金曜夜は高リスク
この“トリガー”が見えてきたことで、対策も取りやすくなりました。
僕の対応策はシンプルです。
- とにかく早く家に帰る
- 冷蔵庫におやつを常備
- ウォーキングで汗をかく(関連記事:飲酒欲求を速攻で消す方法|断酒34日目で効果を実感した“汗リセット”の力)
- 脱フュージョン的な思考法(「飲みたい自分を眺める」)を使う(関連記事:7つの問いで、思考をリセット|断酒を継続するための実践法)
この流れで飲酒欲求を切り替える練習をしています。
「4週間続いた」という自信も、メンタルの支えになります。少しずつ、“飲まない自分”の土台ができつつあります。
3. 生活の変化|「酒を飲まない時間」が何倍もの価値になる
酒を飲まないと、時間ってめちゃくちゃ増えます。
以前の夜:帰宅→飲酒→寝落ち
今の夜:帰宅→ブログを書く→副業のリサーチ→早めに就寝
明らかに「生産的な時間」が増えています。 休日も同様。以前は「昼から飲んで終わり」だったのが、今では──
- 散歩して
- 読書して
- 副業や学習の時間を確保
酒をやめただけで「やりたいことに集中できる時間」が倍増しました。
おまけに、生活リズムが整ったことで朝も起きやすくなり、時間の感覚全体が前倒しに。
「自由に使える時間=人生の質」だと、今さらながらに感じています。。
4. 人間関係の変化|付き合い方を変えたら、楽になった
飲み仲間とは今は一切会っていません。
正直、少し寂しいときもありますが、今は「飲まないメリット」を優先しています。
もともと濃い付き合いではなかったので、「フェードアウトでいいや」と思えるようになりました。
その代わり、SNSでつながっている断酒仲間の発信や、#Twitter断酒部 の投稿を読むことで、孤独感はかなり減っています。
自然体でいられる人間関係だけを大切にしたい。 そんな気持ちが強くなりました。これは断酒によって“自分との向き合い方”が変わってきた証拠かもしれません。
ただ古い友人とは、時間はかかるかもしれませんが、何とかアルコール無しでも付き合える努力はしてみたいです。
5. 最大の壁と、その乗り越え方
一番「飲みたい」と感じたのは、週末の仕事終わりです。
「今日くらい飲んでもいいよな…」という気持ちが頭をよぎる瞬間。
そのたびに、飲んだ後の後悔を思い出しました。
翌日の倦怠感
胃もたれ
夜中の覚醒
逆に、飲まなかったときの爽快感もセットで思い出すと、踏みとどまれるようになってきました。
自宅におやつを常備しておくのも、小さな工夫としてかなり効いています。
お金の変化|飲み代ゼロは、予想以上の恩恵
断酒によって、毎月の固定支出が目に見えて減りました。
たとえば──
- 缶ビール6本 × 週3 → 月7,000円〜9,000円
- 居酒屋2回(1回4,000円)→ 月8,000円
- 飲みの後のタクシー・コンビニ → 月3,000円
合計すると、1ヶ月で2万円前後の支出が消えています。
今はその分を副業スキル向上の書籍、教材、通信費にまわしています。 お金の「使いどころ」が変わると、気持ちの引き締まり方も変わってきます。
まとめ|1ヶ月やってわかった「断酒はラクになる」という事実
断酒1ヶ月で感じたリアルな変化を振り返ると、こう言いたくなります。
断酒って「我慢」じゃなくて「自由の回復」だったんだなと。
- 胃もたれゼロで、朝がラク
- 夜の自由時間が何倍にも
- お金の使い方も変化
- 人付き合いも自分らしく
- 飲酒欲求の扱い方がわかってきた
そして今、僕の断酒モチベーションは「次は体重を標準まで落とすこと」。
断酒前の自分にひとこと言うなら──
「お前もこっち側になれよ」
今日も、静かに、着実に続けていきます。
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