禁酒・断酒

断酒とアウトプットの関係|誰かのために伝えることが“自身の血肉”になる

ノートパソコンに向かって作業する女性と、「断酒とアウトプットの関係|誰かのために伝えることが自身の血肉になる」という記事タイトルが配置されたアイキャッチ画像
炊き技カレー

断酒に関する知識や、飲酒の害、やめることのメリット──
YouTubeやブログでたくさんの情報を見て、そのときは「よし、やめよう」とやる気になるんです。
でも、気づけばまた飲んでいる。
そんな経験、僕は何度も繰り返してきました。

「今度こそ」と思ったはずなのに、数日・数週間でモチベーションが薄れていく。
なぜか続かない。
そのループを抜け出せたきっかけが、「アウトプットの重要性」を知ったことでした。

試しに、学んだことや気づいたことをブログに書いてみたんです。
誰かのためになるかもしれないと思って始めた文章が、
気づけばいちばん自分を支える“柱”になっていました。

断酒を続けるために、本当に必要だったのは、
我慢や根性じゃなかった。
自分の言葉で外に出す「アウトプット」だった
──そう確信しています。

1. スリップを繰り返していた頃の僕

「もう飲まない」と誓ったはずなのに、金曜の夜には居酒屋の扉を開けてました。
そのあと自己嫌悪に沈む──そんな日々を何度も繰り返していました。

当時の僕は、「意志が弱い」「甘えてる」と自分を責めてばかりでした。
でも、本当は違ったんです。

人間の脳は、忘れるようにできている。

どんなに強く決意しても、数日経てば薄れていく。
だから、続かないのは「仕組みがないから」だったんです。

2. 「腑に落とす」だけでは続かない理由

健康被害、脳へのダメージ、老化、金銭的損失…。
断酒に関する情報は山ほどあります。僕も散々調べました。

そのときは「よし、やめよう」と思うんです。
でも1週間後には、「1本だけならいいか」と思っている。

つまり、「腑に落とす」だけではダメだった。
必要なのは、「腑に落とし続ける仕組み」でした。

3. 僕が実感したアウトプットの力

「アウトプットが大事」と知り、試しにブログを書き始めました。
最初は「人の役に立てばいいな」くらいの気持ち。

ところが不思議なことに、一番読んでいたのは自分だったんです。

  • 自分の過去の投稿に背中を押された
  • 「書く前提」で学ぶと理解が深くなる
  • 書いて整理したことで欲求が薄れた

書くことで、自分の中にあったぼんやりした意識が、言葉として“血肉”になっていく感覚がありました。

4. 誰かのために書いたはずが、自分のためになっていた

ブログやSNSで発信していると、「ありがとう」「共感した」と言ってもらえることがあります。
それはもちろん嬉しいし、続ける力になります。

でも本当は──
誰かのために書いていたはずが、自分を助けるための言葉になっていた。

  • 迷ったとき、自分の過去記事に立ち返る
  • 飲みたい欲求が湧いたとき、「断酒○日目」の記録に救われる

まさに、

ブログは人のためならず。
人のために書いた言葉が、自分自身の血肉になる。

5. 僕が続けているアウトプットのやり方(実例とコツ)

断酒を続けるために、僕が取り入れてきたアウトプット方法を紹介します。
どれも今日からすぐ始められて、続けやすいものばかりです。

✅ 1|X(旧Twitter)で #断酒日記

毎日の記録を短文で。公開することで程よい緊張感が。

方法

毎日「#断酒○日目」とだけ投稿するシンプルな習慣。

メリット

  • フォロワーがいなくてもOK(公開することで緊張感が生まれる)
  • 後から日数を見返せる
  • 同じタグの人とつながれる(#Twitter断酒部 など)

コツ

  • 人の投稿を見て「今日もやめられてる」と安心する効果も
  • 毎朝のルーティンに組み込む(例:起床後すぐ投稿)
  • 感情や天気も添えると、記録が楽しくなる

✅ 2|ブログに体験をまとめる

失敗も気づきも正直に書く。人のため=自分の学びに。

✔ 方法

飲酒欲求、失敗、気づき、日常の変化などを定期的に文章化。

✔ メリット

  • 断酒のプロセスが蓄積されていく
  • 人に見られる意識が、継続の支えになる
  • 「言語化」することで思考が整理され、飲みたくなる要因が見える

✔ コツ

  • タイトルに日付や日数を入れると、自分のための記録になる
  • 完璧を目指さず「今日の気づき」だけでもOK
  • 1000文字程度からスタート(日記感覚で)

✅ 3|ChatGPTにその日の気持ちを話す

✔ 方法

スマホやPCでChatGPTを開き、
「今日は飲みたくなったけど耐えた」「なぜかイライラしてて危なかった」など、
その日の気持ちや出来事を“話すように”書き出します。

日記のように使うのもいいし、質問してもらう形にしてもOK。
一人で考え込まず、“誰かに聞いてもらう感覚”で対話できるのが特徴です。

✔ メリット

  • 感情のはけ口ができる
     → もやもややストレスを、安心して吐き出せる場になる。
  • 対話形式で自己理解が深まる
     → ChatGPTが問いかけを返してくれるので、「自分の本音」に気づきやすくなる。
  • 続けやすい“デジタル日記”になる
     → 書きためた記録は、いつでも見返せて断酒の軌跡になる。

✔ コツ

  • 毎日同じ時間に話しかけてみる(例:「おはよう。今日の断酒日記つけて」)
  • フォーマットを決めておくとラク(下記例参照)
  • 誰にも見られないから、本音でOK。かっこ悪くても弱音でも、出すことが大事。

例:ChatGPT用テンプレート

【断酒○日目】  
■ 今日の気分:〇〇(例:落ち着いている/モヤモヤしている)  
■ 飲酒欲求:あった/なかった(理由も添えて)  
■ どう乗り越えたか:〇〇をして気をそらした  
■ 今日の気づき:〇〇に弱いと改めて実感  

✅ 4|紙の日記・手帳に記録する(アナログ派向け)

✔ 方法

ノートや手帳に「○か×(飲んだ/飲まなかった)」「断酒〇日目」と記録。

✔ メリット

  • 手書きの実感が脳に残る(記憶定着効果)
  • 電子機器に頼らない安心感
  • 書いたページをめくるたびに、自分の積み重ねが見える

✔ コツ

  • 日付入りの小さなメモ帳を用意(カレンダー型でもOK)
  • ○×だけでもいいし、短文メモも加えると後から役立つ
  • 寝る前の1分でできる、継続率高めの方法

✅ 5|スマホメモで飲酒欲求を記録

✔ 方法

飲みたいと思った“瞬間”に、スマホのメモアプリなどに即メモ。

✔ メリット

  • 欲求のトリガー(きっかけ)を視覚化できる
  • 自分のパターンが見えるようになる
  • 蓄積すると「飲みたくなるクセ」の対処法が分かってくる

✔ コツ

  • タイトルに「日時+場所+気分」を入れておく
    例)「2025/9/3 19:30|帰宅後|イライラ」
  • 定期的に振り返る時間を作る(週1など)
  • 欲求の波グラフを作ると客観視できておすすめ(Excel/スプレッドシートなど)

🧩 6. まとめ|書くことで「忘れなくなる」

僕は今も、毎日アウトプットを続けています。
それは、決意が揺らぐことがあると知っているから。

  • 人は忘れる。だから、書いて思い出す。
  • 人のために書くことで、自分に一番効いてくる。
  • 言葉は、自分を守る「道具」になる。

断酒を続けたい人に、僕が心からおすすめするのは──
「誰かに伝えることを、習慣にしてみてほしい」ということ。

その言葉が、やがてあなた自身の“血肉”になるはずです。

この記事の内容を、YouTubeで二人の掛け合い形式にまとめています。
耳だけで理解できるので、通勤や家事の合間にもぴったりです。


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ABOUT ME
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このブログの執筆者

沖縄の宮古島で働く50代が、
断酒とダイエットに本気で取り組み、
その実体験を記録しています。

同じようにお酒や体重に悩んでいる方に、
少しでも役立つヒントを届けられれば嬉しいです。

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