ChatGPTにFP相談|老後資金の不安が減った話【プロンプト付き】

50代・手取り24万円・貯金50万円の僕が始めた資産形成の第一歩
はじめに:老後資金の不安、どこから手をつける?
「老後が不安」——この言葉、50代になると誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
僕もまさにその一人です。正社員とはいえ、収入は月24万円、貯金は約50万円。母を扶養しながら、家賃10.5万円の生活を続けています。
自分なりに節約し、積み立てNISAやiDeCoも始めて、「よし、これで老後資金もなんとかなるはず」と思っていました。
でも、実際に収支を見直してみると、思ったほどお金は増えていかない。むしろ、生活費や突発的な出費に追われ、将来の不安ばかりが膨らんでいきました。
そんな僕が頼ったのが、ChatGPTというAIでした。
最初は半信半疑でしたが、「年金だけで生活できる?」「今の積立で足りる?」そんな素朴な疑問を投げかけてみたんです。
すると、月ごとの支出を整理したうえで、65歳までに必要な資産額を試算してくれたり、今の投資ペースをどう改善すればいいかを数字で示してくれたりと、驚くほど現実的で具体的なアドバイスを返してくれました。
家計簿アプリでは分からなかった「老後の資金ギャップ」や、「今の生活のどこを見直せば余力が生まれるのか」まで明らかになって、自分の考えの“甘さ”にも気づかされました。
家計の詳細をChatGPTに伝えてみた
ChatGPTに「ファイナンシャルプランナーとして相談に乗ってほしい」と依頼し、以下の情報を伝えました:
- 年齢:51歳、正社員
- 手取り:月24万円
- 家賃:月10.5万円
- 投資:新NISA(月10万円、来年度から2万円)、iDeCo(月2.3万円)
- 資産総額:約160万円(現金・株・投資信託・iDeCo含む)
- 母を扶養中、年金収入あり
この情報を元にChatGPTが提案してくれたのは、非常に現実的で、数字に裏付けられた「生きたプラン」でした。
ChatGPTからのアドバイス:老後に備える、堅実な2,000万円プラン
ChatGPTが出してくれたのは、以下のような現実的かつ堅実な資産形成戦略でした。
- 年金月12万円+生活費月18万円 = 毎月6万円の不足
- 不足額×20年(85歳まで)=最低でも1,440万円の備えが必要
現在の積立ペース(2025年まではNISA月10万円+iDeCo月2.3万円)なら、
65歳時点で2,000万円台の資産を目指すことは十分可能。
ただし、2026年以降のNISA積立は月2万円に減少予定。その分、貯蓄ペースはやや鈍化するため、
「家賃の高さ」と「日々の支出のゆるみ」が将来の余裕を左右します。
この2点をしっかり見直せば、老後の安心ラインを超える資産づくりが、より現実に近づきます。
家計を可視化してみた:グラフと表で現状をチェック
ChatGPTは支出の可視化にも役立ちました。以下のグラフは、僕のここ半年の月次収支の差分を示したものです。

赤字が続いていた中で、生活費の引き締めや断酒の効果もあり、黒字化できた月も見えてきました。
さらに、以下は月別の収入・支出・差分を表にしたものです:

理論上は2000万円でも足りる。でも…
2000万円貯めることができる、というのはあくまで理論上の試算に過ぎません。実際の生活では、以下のような理由から、+αの副収入があると非常に安心です:
- 突発的な出費(医療費・家電の買い替えなど)
- 母の介護コスト(今後10年で想定される負担)
- インフレリスク(物価や公共料金の上昇)
- 旅行や趣味などの“心のゆとり”
こうした“予測できないけれど、確実に起こる可能性のある支出”に備えるには、月1万円からの副収入づくりが大きな支えになります。
僕の選んだ副収入ルート
「副業」といっても、時間も体力も限られている50代にとっては、現実的に続けられることが何より大切だと思っています。そこで僕が選んだのは、“経験と日常”を活かせる副収入ルートです。
- ブログ運営(広告・アフィリエイト)
→ 断酒・ダイエット・家計管理など、自分の実体験を発信。
→ 月1万円を目標に、少しずつ記事数と読者を増やしているところです。 - 写真・イラスト・文章の販売
→ CanvaやChatGPTを活用して、画像や文章を整えてストック素材として出品。
→ ゆるキャラ風イラストや、共感を誘う言葉が意外と反応アリ。 - アンケートやポイント活動
→ スキマ時間にできる「マクロ副業」。
→ モッピー・楽天リワードなどで、月数千円を積み重ね中。
「まずは月1万円」を目標に、地道に試行錯誤しています。
結論:ChatGPTは50代の家計再建に使えるAI
家計を「見える化」してくれたことで、僕は漠然とした不安を「具体的な行動」に変えることができました。FP相談に抵抗がある人でも、ChatGPTなら気軽に、何度でも相談できます。
資産形成・老後資金対策、副業の方向性などに悩んでいる人には、ChatGPTとの対話はひとつの有力な選択肢だと思います。
ChatGPTに相談するときのプロンプト例【そのまま使える】
ChatGPTに家計や資産のことを相談するには、質問の仕方(プロンプト)もポイントです。以下に僕が実際に使ったものや、他の人にもおすすめできる例を紹介します。
🔹 基本のプロンプト(最初の相談)
私は50代独身で、手取り24万円・貯金50万円・月の生活費は約25万円です。今後の老後資金や資産形成を考えています。 あなたをプロのファイナンシャルプランナーだと思って、現実的な対策を3つ教えてください。
🔹 具体的なプランを聞きたい場合
以下の条件で、65歳以降も生活に困らない資産形成プランを作ってください。
・年齢51歳・正社員・退職予定65歳
・家賃10.5万円・扶養に母あり
・現在の資産総額160万円・NISA&iDeCo積立中(合計12.3万円/月)
・年金は月12万円見込み
必要な金額の目安と、できることをステップで教えてください。
🔹 家計の改善策を聞きたい場合
以下の月次支出データを元に、無理のない家計改善案を考えてください。どこに無駄があるか、改善優先度を教えてください。 (食費・通信費・娯楽・日用品など、月25万円支出の内訳を含めて入力)
🔹 副業や収入アップのアドバイスを聞きたい場合
収入を月1〜2万円増やしたいと考えています。50代で体力に自信がなく、在宅でできる副業に興味があります。スキルはブログ運営、ChatGPT活用、Canvaが少し使える程度。再現性が高い副業アイデアを提案してください。
これらのプロンプトをカスタマイズして使えば、より自分の状況に合った回答を得られます。困ったら「現実的にお願いします」と一言添えるだけでも、グッと実用的な答えに近づきますよ。
補足:ChatGPTを家計管理に活用する3つのコツ
- ① 情報は具体的に伝える(年齢・収入・支出・貯金など)
- ② 何を知りたいか目的を明確に(例:老後資金を貯めたい、副業を始めたい)
- ③ グラフや表がほしいときは「図で見たい」と伝える
この3つを押さえるだけで、ChatGPTの回答精度が一段と上がります。