宮古島の家賃が高い理由とこれからの現実──50代サラリーマンが語る対策と暮らしの知恵

宮古島の住宅街を背景に「宮古島の家賃が高すぎる!」という文字が入った画像
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【2025年5月24日】今、宮古島の家賃が本当に高すぎる

「離島って家賃安いんでしょ?田舎だし」──よく言われます。けれど、現実は全然違います。

僕は宮古島在住の50代サラリーマン。現在住んでいる2LDKの賃貸は月10万円です。しかも、これが“特別高い”わけじゃない。

ワンルームでも7〜8万円、ファミリータイプは10万円以上が当たり前。引っ越したくても、そもそも賃貸物件がほとんど出てこないという異常事態。

📈 なぜこんなに高い?宮古島の家賃高騰3つの理由

1. 観光バブルと移住ブームの影響

コロナ禍前後から「離島移住」「ワーケーション」ブームが巻き起こり、全国から人が流入。空き物件は急激に減少しました。

観光業や建設ラッシュに伴い、短期滞在者向けの物件が優先され、長期賃貸用の枠が圧迫されています。ホテル関係者・作業員向けに確保されることも増え、地元民の入居ハードルが上がっています。

2. 建築コストと物流費の高騰

全国的に建築資材・人件費が高騰していますが、宮古島ではそれに加えて物流コストが非常に高い。

そのため新築の家賃は割高にならざるを得ず、築年数が古い物件にも高値がつきやすくなっています。

3. 民泊・ホテル化による供給不足

民間所有の物件が長期賃貸より短期民泊に流れている現状も大きな原因。

「1ヶ月貸すより、1週間で観光客に貸したほうが儲かる」──そんな構造が、住まいの供給バランスを大きく崩しています。

🔮 将来的に家賃は下がるのか?

今のところ、急激に家賃が下がる兆しは見えません。理由はシンプル。住みたい人は多いのに、住む場所が少ないからです。

ただし、希望がまったくないわけではありません。

  • 行政による空き家対策や住宅支援(市長の公約)
  • テレワーク終了による移住ブームの減速
  • 市街地外の人口減少による供給余地の増加

これらが実現すれば、数年単位で状況が少しずつ落ち着いてくる可能性があります。

🛠 今すぐできる3つの現実的な対策

① ネットに出ていない「コネ物件」を探す

地元の知り合いから、「◯◯さんの家が空きそう」といった話が来ることがあります。宮古島は小さな島。人づて情報が意外と侮れません。

市役所と沖縄県のサイトも定期的にチェックすべし。

② 市街地を少しだけ外す

中心部から離れるだけで、家賃は数万円下がるケースも。

僕の周囲でも、車通勤前提で郊外に住む人が増えてきました。

ただし築年数が古い物件も多いため、多少のDIYやメンテナンス意識は必要です。

③ 持ち物を減らし、住まいを縮小する

部屋探しに苦戦するなら、逆に「広さを必要としない」暮らし方にシフトするのも選択肢。

僕自身、1人暮らし+ミニマル生活で家賃を抑えつつ、心地よく暮らせています。

収納が足りないなら、持ち物を見直せばいい。

🏝 島暮らしは「家賃」だけで測れない

確かに、家賃は本土より高く感じます。

でも、海の音で目覚める朝、夕方の潮風、コンビニまでの道が静かなのどかさ──

数字では測れない「島の価値」が、ここには確かにある。

「家賃が高いから無理」とあきらめる前に、自分に合った選択肢を探してみませんか?

情報を集めて、工夫を重ねて、自分らしい“宮古ライフ”を手に入れるために。
情報を集めて、工夫して、自分に合った形で“宮古ライフ”を続けていきたい。

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50代、再起動中。

この記事の執筆者|炊き技カレー

人生折り返し地点からのチャレンジ。

沖縄の宮古島で働く50代が、本気で断酒・ダイエット・資産づくりに取り組みながら、毎日を更新中。

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